株式会社Cake.jp(東京都新宿区)は4月29日から、京都高島屋S.C.にポップアップストア「名作絵本のクッキー缶セレクション by Cake.jp」を期間限定で出店する。会期は5月12日までの14日間で、絵本作品とコラボしたオリジナルクッキー缶17種類を販売する。
会場は京都高島屋S.C.地下1階のPOPUPSTAGE 02で、絵本の世界観をスイーツで表現したクッキー缶シリーズをそろえる。手土産や祝い用途を想定した展開とし、これまでJR東日本東京駅構内 グランスタ東京で開催してきたポップアップストアの実績を踏まえ、百貨店の催事スペースへ販路を広げる動きとなる。
京都高島屋で14日間
京都では絵本コラボのオリジナルクッキー缶17種類を用意する。会期は4月29日から5月12日までで、営業時間は10:00~20:00とする。幅広い世代に向けたラインアップとし、売れ行きや客層に応じて商品構成を入れ替える。
ポップアップストアは京都高島屋S.C.地下1階 POPUPSTAGE 02に構え、所在地は京都市下京区四条通河原町西入真町52。クッキーを食べ終わった後は缶を小物入れとして再利用できるとし、手土産に加えてギフト用途も見込む。
Cake.jpはケーキ・スイーツ専門通販サイト「Cake.jp(ケーキジェーピー)」を運営し、2017年1月からサービスを展開している。会員数は200万人、加盟店舗数は1,700店舗以上、取り扱い商品は8,000種類にのぼる。オンラインで培った商品企画や編集のノウハウを、百貨店催事など対面販売の場に接続する取り組みを強めている。
同名ポップアップストアはJR東日本東京駅構内 グランスタ東京での開催実績に加え、全国の駅ナカや商業施設で累計50箇所以上に出店してきた。会場ごとに会期を切り替えながら展開するスタイルで、京都での開催もその延長線上に位置づけられる。
外部環境では、ギフト需要の裾野が広がるなかで、オンラインとリアル催事を併用する動きが小売・食品分野で増えている。総務省の家計調査では食品ギフトに関する年間支出が家庭平均で2万円超とされ、贈答シーンの定着がうかがえる。日本のギフト市場規模は2025年に約5兆円との推計もあり、スイーツギフトの比重が高まるとの見方もある。百貨店でもポップアップストアを活用した体験型イベントが増え、絵本などの知的財産と菓子を組み合わせた企画は、短期の催事枠で編集しやすい商材と受け止められている。
絵本コラボの運用枠
京都高島屋S.C.での出店は期間限定の催事として位置づけ、クッキー缶17種類を軸に14日間にわたり10:00~20:00で運営する。
絵本作品とのコラボレーションを掲げたオリジナルのクッキー缶は、既に各地の商業施設で展開してきた。過去には同名ポップアップストアを三井ショッピングパークに2月6日から2月15日まで出店した事例や、4月29日から5月10日に青森県の商業施設「ELM」で初開催した事例がある。各地で短期出店を重ねることで、季節や地域の需要に応じた売り場づくりを行い、販売データの蓄積と商品改良にもつなげている。
催事連打が示す潮流
京都高島屋S.C.での出店は、スイーツ通販事業者が百貨店の催事スペースで編集型の商品群を短期展開する動きの一例となる。Cake.jpは絵本コラボクッキー缶を継続的に扱っており、4月22日からは「おさるのジョージ」×Cake.jpコラボクッキー缶の再販売も開始した。再販売や会場を変えた催事を重ねる運用は、単一店舗の常設売り場とは異なり、作品ごとの需要の波やギフト需要が高まる時期に合わせて品ぞろえを柔軟に調整できるのが特徴だ。
クッキー缶を小物入れとして再利用できる設計は、食品としての消費価値に加え、「缶」という非食品の残存価値を組み込んだものといえる。子ども向けスイーツの分野ではアレルギー対応商品の需要が高まっており、絵本と組み合わせたギフト提案では、購入者と受け手の年齢層を広く取り込める。Cake.jpの絵本コラボクッキー缶は小麦・卵・乳不使用とし、アレルギー配慮の素材設計と知的財産の組み合わせが、贈答や手土産の用途に適した商品像を描いている。
競合環境では、スイーツ業界でキャラクターや絵本、アニメとのコラボ商品を百貨店ポップアップで展開する事例が増え、短期イベントを起点に話題化を図る手法が広がっている。オンラインでの集客・購買に強みを持つ事業者が、駅ナカや百貨店といった人流拠点の催事を組み合わせることで、既存顧客の購買機会を増やしつつ、新規顧客との接点を拡大しやすくなる。
百貨店の催事は会期が短く、商品ラインナップも変動するため、売り場の在庫設計や納品計画への影響は小さくない。法人取引の現場では、会期と営業時間に合わせた発注・納品のタイミングを調整し、会場ごとに異なる取り扱い商品を前提に表示物やSKU管理を組み立てる必要が生じる。Cake.jpはJR東日本東京駅構内 グランスタ東京などでの開催実績を重ねるなかで、会場運営や商品供給のオペレーションをパッケージ化しつつあり、今回の京都高島屋S.C.地下1階 POPUPSTAGE 02での出店も、その延長として絵本コラボクッキー缶17種類をそろえる展開となる。
