株式会社ルミネ(東京都渋谷区)は京都市より「京都市伝統産業未来構築事業」を受託し、グローバル旗艦店のルミネシンガポールで特別POP-UP「THE KYOTO Tradition Transformed」を開催している。京都市の伝統産業を現代のライフスタイルに合わせて再構築し、新商品を開発・販売する取り組みで、現地インフルエンサーやバイヤーとの連携を通じて認知拡大や示唆獲得につなげる狙いがある。
POP-UPでは、京都市の伝統産業をルミネの視点で再構築し、日本各地のプロダクトと掛け合わせた新商品を開発して販売する。有限会社グローン・イン・ザ・サンの高須勇人氏と協業し、海外市場を見据えた商品開発にも取り組む。販売はルミネシンガポールのLifestyleエリアで、開発商品に加えて京都市の伝統工芸品、ファッション雑貨や食品も扱う。
開催
ルミネシンガポールのLifestyleエリアで実施する。開催初日にはインフルエンサー8名を招いたローンチイベントを開き、あわせて現地バイヤーなど8名が参加する商品開発アイデアのコンペ形式イベントも初開催した。
開発商品では、西陣織を座面に用いたスツール「LUME 西陣/岡文織物」を展開する。スツール部分は福岡県の木製家具メーカー、広松木工株式会社とコラボして製作し、座面は「流水小桜文様」と「桜霞花筏文様」の2種類とした。京都の翠簾(みす)を誂えたカバン「MISU Bag/京都みす平」も開発し、帆布・デニム部分は岡山県の帆布製品企画会社、倉敷帆布株式会社とコラボして製作した。サイズは大小2種で、各4色の全8種類を用意した。
2月13日のローンチイベントではインフルエンサー8名が来場し、SNSでの情報発信・拡散を通じた認知拡大を目的に、職人のトークショーやワークショップを実施した。ワークショップは翠簾(みす)コースターづくりと西陣織の香り袋づくりで、翠簾(みす)コースターづくりは14日に一般客向けにも実施した。一般向けワークショップは2月14日14:00〜15:00に開き、製作物は翠簾(みす)と帆布のオリジナルコースターとした。
2月13日のローンチイベント第2部では、現地バイヤーなど8名が参加し、開発商品のシンガポール国内における販路拡大を見据え、ニーズや用途などの示唆を得るマーケットリサーチを目的に、コンペ形式で新たな商品開発のアイデアを競った。生地やチャームなどのカスタマイズ要素、撥水加工の提案、お箸やカトラリーを竹で統一した日本式ダイニングセット案などが挙がり、優秀賞の参加者には日吉屋の和日傘など職人がセレクトしたプレゼントが贈られた。
インフルエンサー8名連携
ローンチイベントではインフルエンサー8名が来場し、SNSでの情報発信・拡散を通じてPOP-UPの認知拡大を図る目的を掲げた。現地バイヤーなど8名が参加したコンペでは、現地視点のニーズや価格感、用途などの示唆を得るマーケットリサーチの要素を組み込んだ形をとっている。
協業面では、有限会社グローン・イン・ザ・サンの高須勇人氏と商品開発で連携し、スツールでは広松木工株式会社、カバンでは倉敷帆布株式会社とそれぞれコラボして製作する枠組みを採った。POP-UPの運営は、株式会社ルミネの100%出資会社「LUMINE SINGAPORE PTE. LTD.」が担い、会場はRaffles City Singapore(ラッフルズシティ・シンガポール)1Fの店舗「LUMINE SINGAPORE(ルミネシンガポール)」とした。
取り扱いはルミネシンガポールのLifestyleエリアに置く。開発商品は西陣織スツールの座面柄を2種類、MISU Bagを全8種類とする。
ルミネは2024年4月から、今後10年に向けたビジョン「グローバル&サステナブル」を掲げ、日本ならではのファッション文化や日本の良いものを独自の目線でキュレーションし、グローバル旗艦店であるルミネシンガポールから世界に発信している。今回の京都市POP-UPは、グローバル旗艦店の開業後における5回目の自治体協業である。
