イケア・ジャパンは、関東エリアのマルイ・モディ計16店舗で商品を受け取れる「センター受取り(小物配送専用)」の提供を始める。オンラインストアやアプリで購入した商品を指定した拠点で受け取れる仕組みで、対象は総重量30kg以下かつ3辺合計160cm以内の小物配送商品とし、アウトレット商品や植物、食品は対象外とする。
マルイ・モディ店舗内に設置した受取り拠点を使い、IKEA Tokyo-Bayから出荷した商品を店頭で引き渡す。利用者は購入時に受取り場所を選択し、指定店舗で受け取る。マルイ・モディの店頭ではイケア商品の展示や販売は行わず、返品の持ち込みにも対応しない。イケア・ジャパンがビジネスパートナーと連携して展開してきた「センター受取り」を、関東のマルイ・モディに広げるかたちとなる。
受取拠点は全国792カ所
受取り場所は、マルイ・モディ店舗内に設置される受取り拠点「トルダス(TRDS)」で、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の計16カ所に整備する。イケア・ジャパンはビジネスパートナーと連携した「センター受取り」を全国で展開しており、今回の追加により受取り拠点は全国792カ所に広がる。受取りは小物配送商品に限定し、IKEA Tokyo-Bayからの出荷分が対象となる。
サービスの手順は、オンラインストアやアプリでの購入時に受取り場所を選び、到着後に指定拠点で受け取る流れだ。注文後から受取りまでには数日を要するとされる。マルイ・モディ店頭ではイケア商品の展示・販売をせず、返品の持ち込みにも対応しない。キャンセル時もサービス料金は返金されない運用とし、受取りまでの所要日数やキャンセル時の扱いが、利用時の手続きに直結する条件となる。
イケア・ジャパンは、店舗での購入に加え、オンラインストアやアプリを起点とする購入導線を整備してきた。今回の「センター受取り(小物配送専用)」は、購入後の受取り方法の選択肢を増やす施策の一つであり、マルイ・モディの店舗内スペースを活用する。出荷元をIKEA Tokyo-Bayに定め、対象商品を総重量30kg以下かつ3辺合計160cm以内に限定する運用は、拠点側で扱う品目を小物に絞り込む設計となる。
外部環境では、EC利用の定着に伴い、宅配に加えて店舗や拠点での受取りを組み合わせる動きが小売と物流の双方で広がっている。イケア・ジャパンが「センター受取り」を全国792カ所まで拡大させたことは、配送に依存しない受取り手段を多層的に整備してきたことを示す。今回の関東16店舗への追加は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の4都県にまたがって受取り拠点を配置し、利用者が購入時に最寄りの受取り場所を選択できる体制を敷くものだ。
TRDS利用の役割分担
今回の受取りでは、購入はオンラインストアやアプリ、出荷はIKEA Tokyo-Bay、受取りはマルイ・モディ店舗内のTRDSという役割分担を採る。受取り対象を小物配送商品に限定し、展示・販売や返品受付を行わないことで、TRDSを引き渡し専用の機能として位置づける。マルイ・モディ店舗内に受取り拠点を置くことで、既存商業施設の来店動線と組み合わせたラストワンマイルの受け皿を拡充し、注文から受取りまでを分業型で運用する体制を構築する。
