株式会社フジマック(東京都港区)は、新工場に係る設備投資資金をグリーンローンで調達する。資金は子会社の株式会社フジマックネオの工場建設と加工機器の導入に充てる。実行日は27日を予定し、貸出人は株式会社みずほ銀行となる。
フジマックは、省エネルギー性能に優れた工場を目指して新工場の建設を進め、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)に基づく第三者機関の評価で「ZEB Ready」の認証を取得した。九州に所在する工場では初めての認証取得とされる。今回の資金調達は、環境面の取り組みを第三者機関の株式会社日本格付研究所が評価したことが背景にある。
実行日は27日予定
グリーンローンは、「グリーンローン原則」に準拠し、環境問題の解決・緩和に資する事業の資金を調達するために実行されるローンとされる。フジマックの案件では、貸出人を株式会社みずほ銀行とし、資金使途をフジマックネオの工場建設及び加工機器の導入に定めた。
フジマックは東証スタンダード上場で、業務用厨房機器の開発・製造・販売・施工・保守点検などを手がける。連結売上高は456億円(2024年12月期)と記載がある。
日本格付研究所が評価
フジマックは、新工場で従来品よりもエネルギー消費量が30%程度抑えられた加工機器の導入を計画している。フジマックグループは、2028年までにScope1・2のGHG排出量を2023年度比10%削減する目標を掲げており、具体的な取り組みを積み上げる考えも示している。
日本格付研究所は、フジマックがグリーンローンにより調達する資金を環境改善効果を有する使途に限定する枠組みとして、グリーンローン・フレームワークを評価対象にした。評価対象の資金使途は、適格クライテリアに適合するグリーンビルディング及び省エネルギー設備とされ、資金充当状況や環境改善効果に関する項目を年次で貸付人に開示する方針も示された。
今回の動きでは、実行日が27日予定とされ、資金使途が工場建設と加工機器導入に限られる形をとっている点が焦点となる。取引管理の観点では、貸出人が株式会社みずほ銀行であることと、資金使途が株式会社フジマックネオの工場建設及び加工機器の導入に限定されている点を、条件として把握しておく必要がある。
