運転免許取得・切替支援サービスを展開するジップラス株式会社(東京都渋谷区)は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドで発行された運転免許証の日本語翻訳文を新たに発行対象に加えた。これにより、英国各地域の免許証を持つ人も、ジップラスを通じて日本の運転免許証への切替手続きを進められるようになった。
同社は、これまでアメリカや中国、ベトナムなど複数国の免許翻訳に対応してきた。今回の拡大は、英国免許保持者からの翻訳需要増加を背景に行ったもので、短期間で発行可能な仕組みを整備した。外国運転免許からの切替を支援する同社の主力事業の一環となる。
外免切替者7万5905人に増加
また、外務省によると2024年10月時点で英国在留邦人数は6万4066人に達している。英国免許に関する翻訳や切替の需要が高まっている状況を示している。
ジップラスの翻訳文発行は最短で即日対応が可能とされ、申込から翻訳文入手までの工程をオンラインで完結できる。これにより、来日後に短期間で日本の免許証を取得する手続き環境を整える狙いがある。
ジップラスが運転支援体制を拡張
ジップラスは2017年創業の企業で、運転免許取得や外国免許切替支援のほか、動画教材や教育アプリの提供にも取り組む。2025年12月には外国免許切替受験者向けAI学習サービス「Drivey」の提供を開始しており、翻訳文発行とあわせて外国人向け支援体制を広げている。
同社の取り扱い国は今回の英国追加により13か国以上となり、近年は多言語対応の教材を併設する「外免切替安心パッケージ」も展開している。教本・対策アプリ・動画教材を連携させ、全国の教習所との連携体制で切替支援を行う仕組みを採用する。
翻訳文の提供は数量限定などの記載はなく、オンライン申込を経た常時発行体制を前提とする。再販や期間区分についての明示はないが、既存の他国向けサービスと同様の通年運用を想定している。
同社はこれまでスリランカやシンガポールなどで翻訳対応国を段階的に増やしてきた。外免切替制度の厳格化や在日外国人の増加を受け、翻訳文発行を中心に行政手続を補完する役割を担っている。
今回の英国対応により、外免切替を扱う法人や個人向けの支援を強化する動きが一段と広がった形だ。警察庁が指定する翻訳機関としても名を連ねるジップラスは、翻訳文発行を基軸とした運転手続支援を継続的に運用する構えを示した。