ゼット株式会社(大阪市天王寺区)は、埋込みスパイクのカラーアッパーモデル「ネオステイタスCR」を発売する。甲が低い足型をベースに横幅を広げた設計をうたい、カラースパイクにこだわるプレーヤーを主な対象とする。発売日は2月下旬。カラー展開を明確に打ち出し、ユニフォームとのコーディネート需要に対応する。
ネオステイタスCRは、足囲3Eに設計しシューズ内の遊びをおさえる点を特徴に挙げる。履き口とベロ部表面にメッシュ調素材を用い、足当たりの柔らかさも訴求する。ゼットは各種使用素材を厳選してシューズ全体の軽量化を図るとしており、埋込みスパイクの新モデルをカラーアッパーで展開する狙いを示した。
2月下旬に3色投入
ネオステイタスCRは、カラーをホワイト×マリンブルー、ホワイト×ネイビー、ホワイト×レッドの3色でそろえる。アッパーはシンプルなデザインとし、サイズは23.0~29.0cm、品番は「BSR2289CR」とする。品名は「埋込みスパイク ネオステイタスCR」で展開する。
質量は27.0cmで1/2足あたり250g平均とする。スパイクは金属製の埋込みタイプで、TAIQ刃を採用するとした。アッパー本体と補強は人工皮革製で、ソールはアウトソールが合成樹脂製、ミッドソールが熱成型EVAスポンジとしている。生産国はベトナムとした。
ネオステイタスシリーズは、ゼットが過去に「ネオステイタス」WH(品番BSR2218WH)などを展開してきた。金具スパイクで幅広3E相当、人工皮革、埋込み式の仕様が示され、高校野球対応の白色モデルとして取り扱い実績があるとされる。同シリーズではWMBモデル(品番BSR2218WMB)も展開され、一般用の金具埋込み式スパイクとして幅広3E相当の設計がうたわれてきた。
ネオステイタスCRの足型設計は、現代のM1層に多く見られるという甲が低い形状をベースに、横幅を広げる形をとる。これにより、シューズ内の遊びをおさえ、ゆったりした履き心地感が得られるとしている。アッパー周辺では、履き口・ベロ部表面にメッシュ調素材を使用し、足当たりが柔らかい点を特徴に挙げた。軽量化は、各種使用素材を厳選しシューズ全体で図る方針を示している。
背景には、野球スパイクで軽量化とフィット感を競う製品が並ぶ市場環境がある。一般向けの野球用金具スパイクでは、埋込み式と金属刃が主流とされ、素材面でも合成樹脂ソールや熱成型EVAスポンジを用いたモデルが流通しているという。幅広3E相当の設計を掲げるモデルは他社にも見られ、例えばアシックス「ネオリバイブ」シリーズは埋込み金具スパイクで3E相応幅広設計を掲げ、ソフトタッチレザーによる足入れ感向上や、合成樹脂・熱成型EVAスポンジなどの素材構成が紹介されている。トレーニングシューズ分野でも足囲3Eや甲部の当たり軽減を掲げる製品があり、ゼットクリエイトの「ラフィエットDX2」(品番BSR8206)では足囲3E設計と屈折時の甲部アタリ軽減がうたわれている。
3E設計と軽量方針
供給や展開の形態では、ネオステイタスCRはカラーを3種に分ける構成をとる。発売時期は2月下旬とし、アッパーをシンプルなデザインにまとめる一方で、販売数量や再販計画などは今後の需要動向を踏まえて運用するとみられる。販売チャネルや提供範囲も、既存の野球用品流通網をベースに、実店舗とオンラインを組み合わせた展開が想定される。
運用面では、製品仕様として足囲3E設計、メッシュ調素材の採用、各種使用素材の厳選による軽量化方針を示す。金属製の埋込みタイプのスパイクにTAIQ刃を採用し、アッパー本体と補強に人工皮革、アウトソールに合成樹脂、ミッドソールに熱成型EVAスポンジを用いる構成を打ち出した。生産国はベトナムとし、品番とサイズレンジ、3色の配色を設定して展開する。
今回の動きは、ネオステイタスシリーズの展開実績を踏まえつつ、カラーアッパーの埋込みスパイクを2月下旬に投入する施策になる。取引管理や法人営業では、3色の配色別に品番「BSR2289CR」を軸としたサイズレンジの取り扱い、供給の形態を前提にした受発注の運用整理が論点となり得る。
