株式会社ヨックモック(東京都千代田区)は、自社洋菓子の自動販売機「いつでもヨックモック」をJR平塚駅東口改札前構内に設置し、1月27日から販売を始めた。実店舗の営業時間外でも定番商品を購入できる仕組みで、2023年導入の第1弾以来5台目となる。設置場所は1日あたりの乗車人員が5万5000人を超える駅構内で、通勤・通学者など幅広い利用者の利便を図る。
ヨックモックは、自動販売機を通じて店舗に依存しない販売機会の拡張を進めている。初導入後にはオフィス設置や冷凍自販機も展開し、サービスの提供範囲を広げてきた。今回は駅構内で初出店となり、通勤帰りに立ち寄る一時需要や小規模な贈答需要にも応える狙いがある。
平塚駅構内に第5弾を展開
設置場所はJR平塚駅東口改札前構内で、販売時間は始発から終電までとする。定番クッキー4種に加え、店舗限定の「MY YOKUMOKU」シリーズ2種、自販機限定のプチギフトセットを取り扱う。決済は電子マネーやQRコード決済に限定され、現金には対応しない。販売開始は1月27日の15時からで、平塚駅を日常的に利用する住民や訪問者の購買機会を想定している。
1日あたりの乗車人員が5万5000人を超える同駅は湘南エリアの主要駅で、周辺施設のリニューアルも進む中、地域の生活拠点として利用が多い。今回の設置により、既存の購買層に加えて新しい層への接点拡大が見込まれている。
数量限定販売と多決済方式
販売される一部商品は限定ラインナップとされており、再販予定は明示されていない。提供期間は常設型の運用を前提とし、販売形態は単発企画ではなく既存シリーズの一部として位置付けられる。支払いはPayPay、楽天ペイや交通系ICなど複数のキャッシュレス方式に対応し、現金利用はできない設定だ。
商品は定番の「バトー ドゥ マカダミア」「プティ シガール」のほか、店舗限定の「MY YOKUMOKU」シリーズを含む構成となる。駅構内の環境に合わせ、小型パッケージ中心で持ち運びやすさを重視した設計が採られている。
ヨックモックは1969年創業の洋菓子メーカーで、青山の本店を中心に百貨店など全国約170店舗を展開してきた。2023年以降は自販機や冷凍販売など新たな販売網形成を進めている。今回の平塚駅設置はその一環であり、導入拠点の多様化に向けた取り組みの継続と位置付けられる。
食品販売に関しては、2021年の食品衛生法改正で自動販売機による営業届出制度が整備されて以降、冷蔵・冷凍商品の販売には営業届出が必要となっている。ヨックモックは個包装済み常温菓子の提供形態を採用しており、衛生基準に基づく取り扱いに対応した仕様となる。
販売時間は駅の運行スケジュールに合わせた始発から終電までと固定されている。販売主体はヨックモック本体で、外部委託は明示されていない。継続設置となる見通しだが、再販や新拠点については現時点で公表されていない。
今回の自動販売機設置は、同社が展開する「いつでもヨックモック」シリーズの第5弾にあたり、駅構内での販売展開は初めてとなる。施設営業時間の制約を超えて定番商品を提供する仕組みとして、同社の販売チャネル拡張策の一つに位置する。