株式会社ヤギ(大阪市中央区・東京都中央区)は、11日から中国・上海で開かれる国際見本市「インターテキスタイル上海 アパレルファブリックス」(Intertextile Shanghai Apparel Fabrics)に出展する。中国現地法人のプログレス上海とテキスタイル部門が合同で、日本製素材と現地生産素材を展示する。中国およびグローバルブランド向けに高品質テキスタイルの提案を進め、海外市場に向けた展開の強化につなげる。
出展は、プログレス上海とヤギのテキスタイル部門が一体で担う。日本製素材と現地生産素材を同じ場で示し、カラーストック素材と開発素材を並行して提案する形をとる。日本製では「日本の技術を結集したハイエンドライン」を新たに展示し、中国で本格展開する高品質素材ラインも示す。開発素材は、現地法人とマテリアル部門が連動して開発したオーガニックコットン素材や環境配慮型素材を中心に据える。
会期3月11日〜13日
会期は3月11日から13日で、会場は国家会展中心(上海)National Exhibition and Convention Center(Shanghai)となる。ヤギの出展ブースは「5.1-E83」。来場者に向けて、カラーストック素材と開発素材を展示し、日本製素材と現地生産素材の両方を提案する。
インターテキスタイル上海は、アパレルファブリックスと服飾資材の国際専門見本市で、主催はMesse Frankfurt。会場では、Milano Unicaを含む欧州各国の出展エリア「サロンヨーロッパ」や、アジア各国のパビリオンが集結する。環境配慮型素材、機能性素材、デニム、ウールなどのカテゴリ別ゾーンで製品展示が行われ、フォーラムやセミナーも開催される。
ヤギは同見本市を、海外市場に向けた展開の強化に結びつける狙いを掲げる。今回の展示では、カラーストック素材と開発素材を軸に、日本製のハイエンドラインと中国で本格展開する高品質素材ラインを同時に提示する。相手先となる中国およびグローバルブランドに向け、提案の幅を広げる構成とした。
ヤギグループでは、素材提案に加え、ブランド展開も進めている。グループのWEAVAは基幹ブランド「TATRON」を展開している。また、3月上旬には「気候変動×アパレル」をテーマにした展示会出展も行っており、複合機能型ブランドを起点に5つの気候リスク対応サブブランドを展開した。こうした展示会での発信と、今回の上海での素材提案を併走させることで、環境対応と高機能素材の両面から市場開拓を図る構図となる。
現法と部門の合同提案
今回の出展は、ヤギの中国現地法人「プログレス上海」とヤギのテキスタイル部門が合同で担う。展示対象は日本製素材と現地生産素材で、カラーストック素材と開発素材を並行して示す。カラーストック素材では、中国で本格展開する高品質素材ラインと、日本製のハイエンドラインを提示する。開発素材では、現地法人とマテリアル部門が連動して開発したオーガニックコットン素材や環境配慮型素材を中心に提案する予定だ。
提案先は中国およびグローバルブランドを想定する。インターテキスタイル上海の会場では、欧州各国の出展エリアやアジア各国のパビリオンが集結し、素材の調達・開発に関わる関係者が集まりやすい構造になっている。ヤギは、同じ展示空間の中で日本製と現地生産の双方を示し、ブランド側の多様な調達ニーズに応える素材の選択肢を提示する。
ヤギは中期経営計画2026「Heritage to the future」で掲げる「グローバル戦略」に基づき、国際展示会を通じた海外市場に向けた展開の強化を進める方針だ。今回の出展は、その方針の下で、プログレス上海と国内の部門が連動して提案を組み立てる取り組みであり、サプライチェーン全体を視野に入れた素材戦略の具体化といえる。
運用面では、会期3日間の枠内で、ブース「5.1-E83」での展示を軸に来場者対応を行う。展示内容は日本製素材と現地生産素材に分かれ、カラーストック素材と開発素材を並行して示す構成となる。協業の単位は、現地法人とテキスタイル部門、さらにマテリアル部門が連動して開発した素材群に及び、グループ内の機能を束ねた一体的な提案となる。
取引管理や法人営業の観点では、提案対象が中国およびグローバルブランドである点と、日本製素材と現地生産素材を同時に提示する点が焦点となる。ヤギは、国際展示会での提案を通じて海外市場に向けた展開の強化を進める構えで、グローバルな顧客基盤の拡充と高付加価値素材ビジネスの拡大を狙う。
