株式会社ワイズテーブルコーポレーション(東京都港区赤坂)は19日、「The TRATTORIA SALVATORE CAFE」をグランドオープンする。全国各地の食材を集め、本格イタリアンとして提供する。料理とドリンクを“色”のコンセプトで提案し、モーニングからディナーまでの利用を想定する。これにより、時間帯を選ばない外食利用の受け皿を広げる狙いがある。
新店は、10色それぞれに個性を持たせた「COLORE(コローレ)PIZZA」を用意し、終日にわたって提供枠を設ける点を軸に据える。薪窯で焼き上げるピザ生地には佐賀県産全粒粉を使ったオリジナルブレンドを採用し、素材と合わせる設計を掲げた。運営はモーニング、ランチ、カフェ、ディナーの各時間帯に区分し、カフェメニューではPaul Bassettのコーヒー豆を使用する。ワイズテーブルコーポレーションにとっては、手掛けてきたイタリアン業態の延長線上で、提案軸を“色”に置いた新店運営の提示となる。
43席とテラス34席
店舗の席数は19卓43席で、テラスは15卓34席とした。営業時間は全日で、Morningは8:00〜11:00、Lunchは11:00〜15:00、Cafeは15:00〜17:00、Dinnerは17:00〜23:00の枠組みを示している。メニューは薪窯PIZZAに加え、パスタや前菜、フリット、メインなどを用意するとしている。
食材面では、横浜港の玄関口から全国の恵みを取り入れたとし、北海道・旭川の「高砂牛」、愛媛の「みかん鯛」と「真だこ」、高知の「四万十ポーク」、熊本の「あか牛」などを挙げた。店舗限定PIZZAとして「黄金のドック(Golden D.O.C)」、パスタとして「HAMAの大人のナポリタン」も掲げ、地域名を冠したメニューも組み込む。加えて、ドリンクは“色”を楽しめるラインアップを示し、「クラウド」をブラック&ホワイトのテーマとして例示した。ノンアルコールドリンクも“色”にこだわったものを多数用意するとしている。
出店場所はBASEGATE横浜関内のスタジアムサイドテラス1Fで、JR関内駅から徒歩1分の動線に位置する。BASEGATE横浜関内は横浜スタジアム隣接の複合施設として整備が進められ、敷地面積は約16,500m²、延床面積は約128,500m²とされる。事業者には三井不動産、鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店が参加し、竣工は2025年12月26日とされている。
商業エリアは全55店舗とされ、スタジアムサイドテラスには「The TRATTORIA SALVATORE CAFE」のほか、回転寿司「まぐろ問屋 三浦三崎港」、うなぎ「うなぎ四代目 菊川」、焼肉・韓国料理「KollaBo×マンジョッ&ソベッチャカンジャンケジャン」などの出店が伝えられている。スタジアム直結デッキにより観戦客の回遊を想定した施設設計が示され、飲食機能を集積する運営構成の中で、終日運営の飲食店がどの時間帯需要を取り込むかが論点になりやすい立地条件を持つ。
ワイズテーブルコーポレーションは、「XEX(ゼックス)」やイタリアンレストラン「SALVATORE CUOMO(サルヴァトーレ クオモ)」などのブランドを手掛けてきた。同社は1999年3月設立で、直営店47店舗、FC加盟店30店舗(2025年2月末)を運営するとされる。「SALVATORE CUOMO」ブランドでは本格ナポリピッツァを提供し、「PIZZA SALVATORE CUOMO」や「SALVATORE CUOMO & BAR」を展開し、デリバリー・テイクアウトにも対応している。
周辺環境では、横浜スタジアムを本拠地とする横浜DeNAベイスターズの観戦需要が関内エリアの集客要因として語られてきた。BASEGATE横浜関内はスタジアム直結の動線を持つ施設として紹介され、チケット不足時の受け皿を想定した国内最大級のライブビューイングアリーナ「THE LIVE」を備える点も特徴となる。日常使いの店舗として「リンコス」や「有隣堂」の入居、家族向けのPLAY KIDS AREAの設置など、観戦目的以外の来訪も取り込む機能が併設される構成が示されている。
終日提供の運営枠
新店の提供の軸は「薪窯」「佐賀県産全粒粉の生地」「全国の厳選食材」「10色のコローレPIZZA」「色にこだわるドリンク」としている。営業はモーニングからディナーまでの時間帯区分に沿って提供する形をとり、予約はモーニング/ランチ/カフェ/ディナーのすべての時間帯で可能としている。不定休とし、施設の休館日に準ずる運用としている。
店舗運営の体制面では、飲食の中核に薪窯PIZZAを据えつつ、時間帯ごとにメニューを編成する枠組みを示した。カフェ帯ではPaul Bassettのコーヒー豆を使用し、飲料についても“色”の提案に沿って整理する方針を掲げる。食材は全国各地から集める構成を示し、具体例として北海道・旭川の「高砂牛」や愛媛の「みかん鯛」、高知の「四万十ポーク」などを挙げている。
継続運用に関わる要素としては、施設側の休館日に準ずる不定休である点と、時間帯別の提供枠を全日で設定する点が挙げられる。外部の集客装置としては、BASEGATE横浜関内がスタジアム直結デッキを備え、飲食店の集積を進める施設である点が知られており、来訪目的が観戦、ライブビューイング、日常利用へと分散する設計と組み合わさる形になる。
