総合不動産事業を手がける株式会社WALLMATE不動産(東京都港区赤坂)は、アパートメントホテル投資事業「TRINITY FUND(トリニティファンド)」の第7号案件「TRINITY FUND7号ーArs森下ー」の出資募集を2月15日午前10時から先着順で開始する。投資対象は東京都江東区森下の新築木造3階建てアパートで、配当原資は賃料収入を想定。運用開始後はグループ会社の株式会社UBIQSが宿泊施設として運営する予定だ。
同ファンドは「住宅×無人ホテル」を軸とするシリーズで、東京都心エリア限定の不動産特定共同事業として展開している。WALLMATE不動産が物件を取得し、UBIQSと賃貸借契約を締結して運営する仕組みを取る。配当は賃料収入を原資とし、賃貸借期間中は固定賃料が設定されている。ホテル運営開始当初は旅館業許可申請の進行状況に応じて民泊として運営する場合があるとしている。
江東区森下で新規ファンド始動
対象物件は江東区森下4丁目所在の土地と新築アパートで、総戸数3戸、1SLDKタイプ。募集期間は2月15日から3月31日まで、運用期間は4月10日から翌年2月9日までを予定している。出資総額は1億3500万円(劣後出資10%を除く)で、想定年利回りは8%。配当は2回を予定しており、鑑定評価額は1億6200万円とされている。
WALLMATE不動産は2025年以降、「TRINITY FUND」シリーズを継続的に組成しており、第1号から累計で数百人規模の投資家が参加してきた。第6号では株式会社LIFULL Ivestmetが運営する「LIFULL不動産クラウドファンディング」上で募集を実施した実績がある。
UBIQSが運営を担う体制
建物の運営は同社グループのUBIQSが行う予定とされる。WALLMATE不動産が建物を取得し、UBIQSとの間でマスターリース契約を締結する形を取っている。UBIQSは都内で無人運営型の宿泊施設を累計500室以上運営しており、同社が旅館業の許可を順次取得した上でアパートメントホテルとして稼働させる方針が示されている。
本ファンドは期間限定の募集形式で、数量の明示はないが再販予定は示されていない。支払賃料から得られる固定収入を分配原資とする点が特徴だ。初回の数カ月間はフリーレント期間を設定しており、運用開始時点ではUBIQS社による管理下で稼働する形を取る。
WALLMATE不動産とUBIQSの連携は過去ファンドでも継続しており、本件でも同様の枠組みを採用している。マスターリース契約による運用期間中の安定した収入を前提に、グループ内での役割分担を行う構造だが、旅館業許可の取得時期や運営形態の詳細は現時点で定まっていない。
同シリーズでは、都市部の新築物件を対象とする短期運用型ファンドを順次展開してきた。今回の第7号も単年度運用であり、過去事例と連続する位置付けとなっている。
今回の募集開始により、WALLMATE不動産の不動産投資事業における新たな案件が加わる形となる。宿泊施設を対象としたファンド運用の広がりを示す動きで、シリーズとしての運用枠組みを維持する構成となっている。