障害福祉サービスを運営する株式会社ビジョナリー(愛知県名古屋市)は、福利厚生の一環として実施してきた「恋愛促進制度」を現代の働き方に合わせて改定し、初の社内WEB合コンを開催した。企画は匿名の主催者「X」を中心に進められ、部署や拠点の垣根を越えた社員間交流の機会を設けたものとなった。
同社では「恋愛は人生のスパイス」との考えを掲げ、働く人の人生を豊かにする福利厚生として制度を位置付けている。これまでに制度を通じて10組が結婚に至っており、今回のWEB合コンはオンライン形式による新たな取り組みとして実施された。リモート勤務や多拠点化が進む中、社内交流促進を狙った施策として再始動した形だ。
初回開催で9名が参加
第一回となるWEB合コンには男性社員5名、女性社員4名が参加した。アンケートでは約6割が「気になる人がいた」と回答するなど、参加者の満足が数値として示された。参加者からは「普段話す機会のない人と交流できた」「気分転換になった」との声も寄せられた。オンラインでの社内交流という形で具体的な成果が明らかになった。
この制度は単発ではなく、社内だけでなく社外の参加者も招く形で定期的に実施される予定で、今後もオンライン・対面の双方を組み合わせる方針が示されている。
株式会社ビジョナリーは2008年に設立。障害福祉サービスを全国に展開しており、近年は「マッチョ介護士」などの施策を通じて働き方や業界イメージの刷新を図っている。
運営体制と今後の開催形式
企画運営は謎の主催者「X」が担い、企画立案から当日の進行までをオンラインで完結させた形式を取った。数量や参加枠の上限は示されていない。制度は「定期開催予定」とされており、今回を起点に継続を前提としたイベント設計になっている。
ビジョナリーは企画段階から社内感染症対策や地域間移動の制約を踏まえ、オンライン形式による統一的な運営を採用している。これにより、全国各拠点にいる職員が同等の条件で参加できる仕組みを整えた点が特徴だ。
制度の改定にあたり、恋愛促進施策の再始動と位置付けつつも、運用の詳細(対象範囲・形式拡大)は未定とし、今後の検討事項としていることが示された。
また、今回のWEB合コンが単発ではなく「定期開催を予定」と明記されている点から、社内での恒常的な運用を念頭に置いた制度設計であることがうかがえる。今後は、オンライン形式と対面形式を併用する方針が示されており、社内外の交流機会を拡充する方向性が打ち出されている。
同社は今回の取り組みを、未婚率上昇や人とのつながりの希薄化といった社会的背景を踏まえたものであり、“人生を豊かにする福利厚生”として定期的な企画運用を予定しているとした。