株式会社Vanwaves(千葉県船橋市)は、2026年2月17日から20日まで東京ビッグサイトで開催されるHCJ2026内「JAPANサウナ・スパEXPO2026」に出展する。同社は会場で、箱型サウナ「NUBO」を新発売し、完全国産の電気式サウナストーブ「IRORI」とあわせて展示する。ホテル運営における「稼働開始までのスピード」を重視し、コンセプト設計から外構、導入、運用支援までをワンストップで提案する。
Vanwavesは、宿泊施設でのサウナ導入時に複数業者との調整が発生しやすいことを踏まえ、窓口を一本化した支援を打ち出した。外構設計や施工段取りを含め、導入後のPR支援までを一括で行うことで、稼働までの時間短縮を目指す。今回の提案は、同社が展開するサウナ設計やストーブ開発事業を基盤とするもので、宿泊・温浴施設向けの新たな支援形態を示す動きとなっている。
東京ビッグサイトで4日間展示
展示は、HCJ2026(国際ホテル・レストラン・ショー)内の「JAPANサウナ・スパEXPO2026」において、西1ホールの小間W1-Q25で行う。期間中は新製品「NUBO」と国産電気式ストーブ「IRORI」を併せて紹介し、施工事例集の配布や導入相談にも対応する。会期は4日間で、担当者による説明対応を予定している。
「NUBO」は2月17日から受注を開始する新型の箱型サウナで、屋内外どちらの設置にも対応する。サイズは幅1200ミリメートルから、高さ2000ミリメートル以上まで1ミリ単位でカスタマイズが可能とされる。収容人数は通常1~4名で、4名以上の対応も受ける。「IRORI」は東京都大田区の町工場と連携し開発した電気式サウナストーブで、全国でアフター対応を行う体制をとる。
Vanwavesによると、「NUBO」はベトナムの製造拠点で生産し、日本人が品質管理を担当する。工程ごとのチェックシート運用と二重の検品体制を採用した。IRORIの仕様は出力2.7kWまたは5.4kW、重量は12kgで、サウナストーンを最大40kgまで積載可能とされる。
Vanwavesは、家庭用バイオエタノール式サウナ「IESAUNA」の販売でも知られ、近年は住宅ブランドや温浴施設との連携も進めている。今回の新製品投入は、既存のサウナ関連事業の延長として法人向け展開を強化する動きに位置する。
ベトナム生産と国内連携で体制構築
「NUBO」の製造はベトナムの家具生産現場を活用し、現地の生産体制を取り入れる形で進める。品質管理は日本側が担い、チェック体制の二重化による確認を行っている。「IRORI」は、東京都大田区の町工場と協業して開発され、完全国産の電気式ストーブとして設計された。同社は、従来海外製品で課題となるアフター面への不安を解消する狙いを示す。
提供形態は施工込みが基本で、顧客施設の計画段階から構成設計、導線調整を含めた提案が前提となる。製品単体での販売に加え、導入後のPR支援やプロモーション素材の提供も組み合わせる構成だ。
今回の発表では再販や期間限定に関する記載はなく、展示にあわせた新発売の単発出展とみられる。IRORIのアフターサポートは全国対応を明示し、保証期間は標準1年間で、オプションにより最長4年とされる。
NUBOとIRORIはいずれも既存の「IESAUNA」で蓄積したノウハウを継承しており、製造とサポートの分業体制を組んでいる。Vanwavesは2020年に設立し、サウナ製造や施工を主事業とする企業として活動してきた。
今回のHCJ2026出展は、ホテル・旅館業界の導入支援事業の一環であり、コンセプト策定から運用支援まで一体化する提案に焦点を当てた。同社は今後、導入から稼働までの期間短縮を念頭に、案件ごとの調整と支援範囲の整理を進める形を示している。