通信教育を手掛ける株式会社ユーキャン(東京都新宿区)は、法人向けに短期速習型eラーニング研修「部長の役割理解(人・組織をつなげる)講座」をリリースした。部長職に求められる「つなげる力」をテーマに、部門横断の連携や心理的安全性の向上などを扱う。動画学習にテストとワークを組み合わせ、部長層の役割理解を体系的に学べる実践型の内容とした。
講座は、部長職に求められる“つなげる力”を軸に、組織を前に進めるための中核スキルを総合的に習得できる構成とした。具体的には、信頼関係の構築、部門横断の連携、目的と行動のつなげ方、心理的安全性の高め方を取り上げる。管理にとどまらず、人・組織・目的を結ぶ観点を盛り込んだ内容とし、受講対象としては、部長としての役割を深めたい層や、組織文化改革を進めたい層、部下育成やチーム運営に課題を抱える管理職、信頼関係構築を身につけたいリーダーなどを想定する。
動画33本で短期学習
学習コンテンツは動画33本で構成し、理解度を確かめるテストと、学びを行動に落とし込むワークを付けた。受講者が動画で学んだ内容をテストで確認し、ワークを通じて自組織や自身の業務に引き寄せて整理する流れを設計した。扱うテーマは、信頼関係の構築、部門横断の連携、目的と行動のつなげ方、心理的安全性の高め方で、部長層に求められる役割を体系的に整理できるようにしている。
受講対象として想定する層は幅広く、部長職の役割理解の深掘りに加え、チーム運営や部下育成といった現場マネジメントの課題感を持つ管理職も含めた設計とした。部長に求められる役割を「人・組織をつなげる」という切り口で整理し、部門をまたぐ連携や、目的と日々の行動を結びつける観点を学習テーマに据えた点を特徴とする。
ユーキャンは資格、趣味、実用の通信教育講座を多数開講してきた。法人向けではビジネスパーソン育成支援として「U-CAN PRO」を展開し、社内運用の提案から教材出荷まで一貫して対応する。のべ受講生は2,300万人に達し、資格取得分野ではこの10年で53資格、31万人以上の合格者を輩出したとしており、個人向け通信教育の運営で培った教材設計の知見を法人向け研修にも応用している。
部長向けのeラーニングは単発の講座にとどまらず、ユーキャン内でシリーズ化が進む。「部長の役割理解」では「ビジョンを示す」を扱う講座も展開し、経営と現場をつなぐ思考や伝え方を、動画とワークの形式で提供してきた。「部長向け部下・組織育成理論講座」も短期速習型として用意し、部長層に焦点を当てた研修ラインアップを拡充している。今回の「人・組織をつなげる」講座は、こうした連続した取り組みの中で、「つなげる力」に学習テーマを置いた位置づけだ。
外部環境では、企業の人材育成投資の中でミドルマネジメント研修のテーマが細分化し、部長職に求められる役割の再整理や、部門を横断した連携の進め方、組織の対話を支える心理的安全性などを扱う研修が増えている。短期間で要点を学ぶ短期速習型のeラーニングも普及が進む。ユーキャンの新講座は、部長が担う「つなげる」機能を前面に出し、信頼関係、連携、目的と行動、心理的安全性という論点を一つのパッケージにまとめた構成とした。
テスト・ワーク併設
運用面では、法人向けにオンラインの動画学習を中核としたeラーニング研修として提供し、テストとワークを組み合わせる構成をとる。動画33本で基礎から応用までを学び、テストでの理解度確認とワークでの実務への落とし込みを通じて、職場での実践につなげる狙いだ。
今回の講座は「人・組織をつなげる」を掲げ、部門横断の連携や信頼関係など、組織運営に関わる要素を一括して取り上げる内容とした。法人向けの導入にあたっては、受講対象を部長層や管理職層のどこまで広げるかや、組織文化改革や部下育成といった社内の課題設定と講座テーマをどう結びつけるかが、研修設計上の焦点となる。
