学校法人鶴学園 広島工業大学(広島市佐伯区)は、環境学部建築デザイン学科の森田ゼミが、包括的連携協定を結ぶ廿日市市および市内の木工製品製造事業者9社で構成される「はつかいち木工研究会」と連携し、新たな木工プロダクトの開発を進めていると発表した。2025年6月から始まった本取組は、2026年1月29日に開催される「はつかいち異業種交流会2026」で商品発表を行い、同日に発売開始する予定だ。
学生が企画立案からデザイン、試作、商品化まで一連の工程を担い、地域の木工文化と現代のデジタル加工技術を結び付けた。現在、販売に向けたパッケージデザインや取扱説明書の作成など、最終準備段階に入っている。地域の木工産業と大学教育の連携を深め、廿日市の地域資源を形にすることを目的とした取り組みだ。
学生企画による製品を来年1月発表
開発された木工製品は、廿日市市の木材を活用し、学生の発想を反映したデザインを採用している。大学内で試作や検討を重ねた上で製品化を進めており、1月の交流会当日に商品発表会を実施する予定になっている。本プロジェクトは、大学教育の実践活動の一環として位置付けられている。
販売や再展開の計画については現時点で明らかにされていない。
地域産業と教育連携を進化
廿日市市は古くから木工業が盛んな地域であり、市内事業者9社で構成される「はつかいち木工研究会」との連携により、地域固有の技術を活用した製品づくりを進めている。広島工業大学は地域課題解決型教育に力を入れており、過去には企業や自治体との協働イベントも開催してきた。
学校法人鶴学園は、広島工業大学を中心に地域との関係を築いており、教育と地域産業を結ぶプロジェクトを複数展開している。背景には産学官連携の強化を進める機運があり、学生が地域課題に実践的に関わる仕組みづくりが広がっている。
開発作業は、広島工業大学環境学部建築デザイン学科・森田ゼミが主導し、はつかいち木工研究会の事業者9社が協力する形で進められている。学生がデザインを担当し、各事業者が製造や加工を分担して行う体制をとる。商品は大学内での検証を経て、廿日市市内のイベントで発表される予定だ。
発売は1月29日の発表会後とされ、数量や販売期間、再販予定についての詳細は示されていない。