TOTO株式会社(福岡県北九州市)の「G selection shower」など4点が、「iFデザイン賞2026(iF DESIGN AWARD 2026)」を受賞した。プロダクトデザイン部門で3点、ユーザーエクスペリエンス(UX)部門で1点が選定された。今回で13年連続となり、UX部門では初の受賞という。これにより、海外向け商品を含むデザインとUXの評価実績が示される形となる。
受賞は、著名なデザインおよびサステナビリティの専門家で構成された審査員による審査結果に基づく。プロダクトデザイン部門では「G selection shower」「AURORA」「WASHLET G5B」が対象となり、UX部門では「TOTO Wellness UX」が対象となった。TOTOは、デザインとテクノロジーが融合したTOTOらしい商品をグローバルに普及させることで、「きれいと快適・健康な暮らしの実現」と「社会・地球環境への貢献」の両立を今後もめざしていく考えを示している。
TOTOが4点受賞
対象となったのは、プロダクトデザイン部門の3点と、UX部門の1点だ。プロダクトデザイン部門は「G selection shower」「WASHLET G5B」「AURORA」で、いずれも海外向け商品とされる。UX部門は「TOTO Wellness UX」で、ネオレストLS-W/AS-Wの機能・サービスに関連する内容だ。
iFデザイン賞は1953年から続く国際的に権威のあるデザイン賞で、ドイツ・ハノーファーに本拠を置く「iFインターナショナルフォーラムデザイン」が主催する。審査は、デザインとサステナビリティの専門家で構成された審査員が担う。
受賞は13年連続となり、ユーザーエクスペリエンス(UX)部門では初めての受賞となった。受賞歴の積み上げという点では、プロダクト領域に加え、UX領域でも選定されたことが今回の要素となる。
UX部門で初受賞
UX部門で受賞した「TOTO Wellness UX」は、いつも通りにトイレを使うだけで、スムーズに使用者の健康習慣をサポートできる新しいユーザー体験の提供をうたう。ウェルネス対応ネオレストに搭載された独自のセンシング技術で、便の記録をデジタル情報化し、無理なく自然に続けられる健康習慣に貢献するというアイデアが評価対象となった。
「TOTO Wellness UX」は、独自のセンシング技術「便スキャン」をトイレに搭載し、便のデータを取得できるとしている。さらに、計測したデータに基づいた生活の気づきとなる情報を提供するとする。関連する構成要素として、ネオレストLS-W/AS-Wと「TOTOウェルネス」アプリが挙げられている。
プロダクトデザイン部門の受賞作では、「G selection shower」は造形コンセプトを「Human Approach」とし、有機的でやさしいフォルムと自然な動作を促す形状となるよう設計したシャワーバーとする。「WASHLET G5B」は、ローシルエットをベースに柔らかな曲線を描くデザインのウォシュレット一体形便器で、部品の溝や分割線を極力排除したノイズレスな形状とする。「AURORA(オーロラ)」は、優雅なフレアカーブを基調としたワンピース便器で、継ぎ目のない滑らかな形状などを特徴として挙げている。
今回の受賞は、海外向け商品を含むプロダクトデザインと、ネオレストLS-W/AS-Wに関連するUXの双方が対象となった点に焦点が移る。取引管理や法人営業の観点では、対象が海外向け商品3点と「TOTO Wellness UX(ネオレストLS-W/AS-W、アプリ)」に分かれる形のため、取り扱い対象の範囲と、どの製品・機能が案件要件に該当するかの整理が論点となり得る。
