神社庁幹部横領の内部告発、資料提供巡る賠償請求棄却 東京地裁がパワハラ否定
2026年3月31日 09時22分
宗教法人「東京都神社庁」の元職員の男性が、神社庁幹部横領の内部告発に関連して前庁長からパワハラを受けたとして損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は26日付で請求を棄却した。男性は不正の証拠資料を外部に提供したことを巡り叱責を受けたと訴えていたが、判決は短時間の1回の叱責は相当な範囲を超えないと判断した。内部告発と情報管理の境界が、組織運営に与える影響を改めて示す判断となった。
判決は、男性が元幹部による横領を前庁長に報告した後、外部に資料を送付した点を服務規律違反と認定したうえで、前庁長による指導の必要性を認めた。資料の送付先や当時の状況を踏まえ、叱責は「客観的にみて相当な範囲を超えるとまでは認...