ティムコ(東証スタンダード)は、26年11月期の業績予想で増収・黒字転換を見込む。熊撃退スプレー「熊一目散」の拡大を含めて、フィッシング事業とアウトドア事業が好調に推移する見込みとしている。
26年11月期は、熊撃退スプレーの拡大を含めた販売の伸長を織り込み、通期で黒字転換を見込む計画だ。ティムコはフィッシング用品とアウトドア用品の企画・開発・販売を手掛け、アウトドア用品ではオリジナル衣料ブランド「Foxfire」を主力とする。重点施策としてECの強化や海外展開の強化も推進するとしている。
26年11月期は売上高35億円
26年11月期(非連結)の業績予想は、売上高が前期比11.0%増の35億72百万円、営業利益が28百万円(前期は98百万円の損失)、経常利益が36百万円(同85百万円の損失)、当期純利益が16百万円(同1億25百万円の損失)としている。セグメント別売上高の計画は、フィッシング事業が17.3%増の10億30百万円、アウトドア事業が11.3%増の25億20百万円、その他が横ばいの22百万円となる。
25年11月期のセグメント別売上高はフィッシング事業が8億56百万円、アウトドア事業が23億40百万円、その他(不動産賃貸収入)が21百万円だった。全社ベースでは新製品比率が44.9%で、自社企画品比率は95.0%だった。自主管理EC売上高は13.1%増の3億34百万円で、輸出売上高は0.3%増の1億57百万円、輸出比率は4.9%だった。
調達面では、仕入金額が11.1%増の19億90百万円となり、仕入の輸入金額は19.3%増の2億10百万円、輸入比率は10.6%だった。
スノーピーク連携は継続
ティムコは共同事業も進めてきた。21年11月にティムコ、スノーピーク、アイビック、アイビック食品の4社で、キャンプ・フィッシング・食を融合した体験型施設などを展開するキャンパーズアンドアングラーズ(C&A)を設立した。23年4月には複合リゾート「エンゼルフォレスト白河高原」内で、スノーピーク直営店「スノーピーク白河高原」とのコラボショップとして、フィッシングエリア併設直営店「Foxfire白河高原」を開業し、23年9月にはC&Aが「C&A北広島店」(北海道北広島市)をオープンした。
24年4月には群馬県上野村、上野村漁業協同組合、スノーピーク、ティムコの4者で、上野村の地域循環共生圏の実現に向けた包括連携協定を締結した。神流川などの河川環境や自然環境といったフィールドを活かした体験イベントの企画を掲げる。25年3月にスノーピークとの資本提携は解消した一方、業務提携は継続するとしている。
社内体制では、顧客接点の強化、EC分野の拡大、海外への展開の3項目を重点として掲げ、25年12月1日付でプロモーション、EC、海外展開の各チームを独立させて本社直轄とする組織変更を実施した。3月28日には東京たま未来メッセ(東京都八王子市)で開催されるイベント「HIKERS SUMMIT」への出展も予定している。
