株式会社ザ・ウィンザー・ホテルズ インターナショナルが運営する「ザ・ウィンザーホテル洞爺ヴィニェットコレクション by IHG」(北海道虻田郡洞爺湖町)は14日、ロビーラウンジ「CaféZ」で《スイーツインダルジェンス》の販売を始めた。3段スタンドで、パティシエ特製スイーツとブーランジュリー特製のサンドイッチ、クロックムッシュを組み合わせる。館内の料飲施設の提供メニューを増やし、ラウンジでの飲食機会を広げる動きとなる。
《スイーツインダルジェンス》は、館内1階のロビーラウンジ「CaféZ」で提供する新たなセットメニューで、3段スタンドの構成を採る。上段にマカロン(フランボワーズ/シトロン)やフィナンシェプティ、パートドフリュイをそろえ、中段にミルクサブレ(ナチュール/ショコラ)やロシェレ、ロシェノワール、ヌガー(モンテリマール)、ボンボンショコラを並べる。下段にはサンドイッチ、クロックムッシュ、パウンドケーキを組み合わせ、ラウンジ内での飲食機会を広げる狙いを示している。
提供は11〜16時
提供の場をロビーラウンジに定めた点は、宿泊客の滞在中利用に加え、館内での飲食導線を太くする狙いと重なる。館内には「ウィンザー アウト オブ アフリカ」などの料飲施設もあり、複数の食体験を用意してきた経緯がある。今回も、パティシエとブーランジュリーが関与する組み立てで、ラウンジでの提供メニューを追加する形となる。
外部環境の規模感に目を向けると、スイーツの消費市場は裾野が広い。2025年の日本国内スイーツ市場規模は約2兆円とされ、ホテルスイーツのセグメントは年成長率が5%以上というデータもある。高級ホテル領域では、3段スタンドを用いたアフタヌーンティー形式の提供が各地でみられ、体験型消費の文脈で取り上げられる場面が増えている。北海道内でも、札幌圏のホテルで季節のスイーツ企画を打ち出す動きが報じられており、ホテル内の料飲メニュー拡充が続いている。
ザ・ウィンザーホテル洞爺ヴィニェットコレクション by IHGは2002年6月に開業し、洞爺湖と太平洋内浦湾を見渡す山頂に立地する。2008年の北海道洞爺湖サミットでは主会場及び宿泊施設として世界の首脳陣を迎えた。料飲ではミシュランガイド2017北海道版で評価を得た実績もあり、館内の食の選択肢を重ねてきた。
観光需要の面では、観光庁のデータで2025年に北海道のリゾート宿泊者数が前年比15%増となった。訪日外国人観光客数が過去最高を更新したという推移も伝えられており、道内のリゾートホテルは宿泊需要の取り込みとともに、館内消費の受け皿づくりが論点になりやすい。インフレ環境下でホテル内カフェ利用のトレンドが上向いたという指摘もあり、ロビーラウンジでの提供メニューを増やす動きは、館内での飲食時間を取り込みやすい設計と重なる。
仕入れで内容変動
《スイーツインダルジェンス》の構成は、パティシエ特製スイーツと、ブーランジュリー特製のサンドイッチ・クロックムッシュの組み合わせとしている。一方で、スイーツなどの内容は仕入れ状況により変更となる場合があり、提供内容は季節や調達事情に応じて変動する。
今回の取り組みは、館内の料飲メニューを拡充し、ロビーラウンジでの飲食機会を増やす狙いがある。ザ・ウィンザーホテル洞爺ヴィニェットコレクション by IHGはロビーラウンジ「CaféZ」で《スイーツインダルジェンス》の提供を始め、スイーツ市場や観光需要の拡大を背景に、館内料飲の選択肢を増やす姿勢を鮮明にした。
