Terra Charge株式会社(東京都港区)は、コンビニエンスストアとして初めて、茨城県・栃木県・島根県のローソン6店舗に電気自動車(EV)向け急速充電器を設置し、2026年2月11日から順次サービスを開始する。24時間営業を基本とする店舗で短時間利用できる充電環境を設け、EVユーザーの利便性向上につなげる取組みとなる。
同社は2050年のカーボンニュートラル実現に向け、日常生活内で短時間充電が可能な場所の整備を進めている。今回のローソンでの導入は、商業施設や宿泊施設などに続く新たな展開であり、外部企業との協働による公共的インフラ整備の一環に位置づけられる。
EV充電網の拡充が進展
設置対象は、栃木県さくら市のローソンさくら卯の里一丁目店、小山市の小山土塔店、茨城県つくば市の桜土浦インター店、つくばみらい市の谷和原小絹店、神栖市の神栖大野原一丁目店、島根県益田市のローソン・ポプラ美都仙道店の計6店舗。充電器はいずれも90kW〜120kWの急速タイプで、1店舗あたり1〜2口を設置する予定だ。提供は2月11日以降、順次始める。
ローソン側は環境ビジョン「Lawson Blue Challenge 2050!」に基づき、CO₂削減やプラスチック削減を掲げている。全国約120店舗へのEV充電器導入実績があり、今回の取組みを通じて電動車利用時のCO₂排出削減へ貢献する考えだ。
国内のEV充電器は経済産業省の資料によると約6.8万口が設置されており、2030年までに30万口を目標として整備が進められている。テラチャージはこれまでに商業施設や公共施設などへの設置を進めており、国内全域で利用可能なネットワークの拡大を図ってきた。同社によると、日本製ハードウェアを採用し、部品欠品のリスクを抑え、24時間365日対応のコールセンター体制や決済・管理機能を整備している。
こうした体制により、施設運営者と利用者双方の利便性を確保した充電サービス運用が可能となっている。アプリの刷新を通じて、QRコード読み取りだけで利用できる仕様に改めるなど、ユーザー操作の簡易化を進めている。
設置と運用の仕組み
サービス開始店舗や稼働状況は、同社の公式アプリで確認できる。両社の協働による公共利用型の充電インフラ展開であり、これまで宿泊施設・公共施設に導入してきた試みの延長線上に位置する。
今後の注目点
テラチャージは、これまでに全国47都道府県で充電器設置を進めており、飲食店や商業施設など日常利用の場への展開も進めている。今回のローソン6店舗への設置は、日常の生活動線上でEV充電サービスを利用できる事例として位置づけられる。店舗運営者と充電事業者が共同で運用する体制のもと、使用状況の管理やメンテナンスを継続的に行う構成をとっている。
サービスは2026年2月11日から順次始まり、対象店舗で順次利用可能となる見通しだ。テラチャージがこれまで構築してきた商業・宿泊施設での運用実績を踏まえ、今回の取り組みは同社のEV充電網拡充施策の一環とされる。