株式会社STILE(東京都新宿区)は、新代表取締役に満武和樹氏が就任した。今後は運営体制の整備を通じ、支援の継続性が業界内で意識される局面となる。
STILEは代表交代により、キャリアスクールおよび事業者育成コミュニティなど既存事業の運営を継続しつつ、組織として「挑戦のパートナーになる」責任を最後まで担いきる体制の構築を進める。今回の判断は、事業拡大局面での責任体制を明確にすることが目的で、同社にとっては支援提供の枠組みを組織側に寄せていく位置づけとなる。
STILEが新体制発足
新代表取締役に就任した満武和樹氏は、箱根駅伝への挑戦と挫折を原体験に、2014年にランニングコミュニティ「SPIRITS RUN」を創設した。
その後マーケティング領域に転身し、事業主支援コミュニティ「MARKE LAB.」とキャリアスクール「ONEマーケ」を立ち上げた経緯を持つ。STILEは今回の代表交代について、事業が急拡大する中で、受講生や事業者に対する支援の約束を組織として背負いきる責任体制を整える狙いがあると説明した。
STILEはミッションに「挑戦のパートナーであり続ける」を掲げ、キャリアスクールとコミュニティ運営に加え、メディア運営や法人向けの研修・コンサルティングも手がける。
新体制では、2026年に「伴走支援体制」を強化する方針を示しており、支援提供の継続と運用面の整備が主な論点になる。
受講1,353名の運営継続
事業の規模感を示す指標として、STILEはキャリアスクール「ONEマーケ」の累計受講生が1,353名(2026年1月時点)に達したとしている。事業者育成コミュニティ「MARKE LAB.」は累計所属人数が672名で、コミュニティ内の活動を通じて専門性を事業へつなげる枠組みを掲げる。
代表交代は、こうした複数事業の運営を個人の力量に依存させず、組織としての提供責任を明確化する対応と位置づく。
また、同社は支援先の実績として、2025年の支援先累計売上実績が12億円を突破したとした。単一の講座提供にとどまらず、コミュニティ運営や法人向け支援を含む形で活動が広がっている点が、体制整備の必要性を押し上げた格好だ。
運営主体はSTILEであり、受講生・所属事業者に対する支援提供の責任も同社が負う構図になる。
満武氏が伴走支援を主導
満武和樹氏はコメントで、過去に「自分には価値がない」と可能性を否定していた経験があると述べた上で、立ち止まっている人の気持ちが分かるとした。
キャリアスクール「ONEマーケ」については、手法を教える場に限定せず、自分だけの光を見つけるための場所だと説明した。加えて、「MARKE LAB.」はそれを事業という形に変え、仲間とともに高みを目指す場だと位置づけた。
代表としては、受講生や事業者が人生の主導権を握り、自分を信じられるようになるまで手を離さず引っ張り続ける覚悟を示した。
個人の挑戦を支援する語り口が前面に出る一方、代表交代の狙いは組織の責任体制を構築する点にあり、運営の意思決定や支援提供の継続性をどう担保するかが実務面の注目点となる。
2026年に体制強化へ
STILEは2026年に「最強の伴走支援体制」を強化するとしており、新体制の下で既存事業の運営を継続する方針だ。
提供事業はキャリアスクール「ONEマーケ」、事業者育成コミュニティ「MARKE LAB.」、挑戦者のストーリーを発信するメディア「ONLYONE」、法人研修・コンサルティングの「MARKE LAB. BIZ」を掲げる。代表交代によって、急成長局面での責任体制を組織側に明確化し、支援提供の枠組みを維持しながら運営の安定化を図る流れにある。
