株式会社すかいらーくホールディングス(3197)は、株主優待制度の優待カードを電子チケット(バーコード式)へ移行した。2025年9月発送分(2025年6月末権利確定分)から適用している。スマートフォン上で残高や有効期限を確認できるなど、運用面の取り扱いが変わった。これにより、株主側の利用手続きや管理方法に変更が生じる可能性がある。
変更の中心は、従来のプラスチックカード型から電子チケット(バーコード式)へ切り替える点にある。利用単位は1円単位とし、残高・有効期限はスマートフォン上で確認できる形をとる。残高の一部を家族や友人にプレゼントできる機能も示しており、グループレストランでの優待利用に関わる扱いを見直す取り組みといえる。
年2回贈呈、100株で4,000円分
すかいらーくホールディングスの株主優待は、保有株式数に応じた優待カード(電子チケット)を年2回(中間・期末)贈呈する。保有期間の条件はない。100株〜299株の場合、中間(6月末権利・9月届)が2,000円分、期末(12月末権利・3月届)が2,000円分で、年間合計は4,000円分となる。
優待は、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲など、すかいらーくグループのレストランで利用可能としている。保有株式数に応じた優待額は、300株〜499株が年間合計10,000円分、500株〜999株が同16,000円分、1,000株以上が同34,000円分としている。
業績面では、すかいらーくホールディングスの2025年12月期の売上収益は4,577億円(前年比+14.1%)、営業利益は299億円(同+23.9%)となった。国内外で約3,000店舗を展開し、「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」「ジョナサン」「夢庵」などを運営する。
優待制度の変更は、2025年5月28日の適時開示で電子化を発表し、2025年9月発送分から適用した。優待金額は変更しないとしている。
紙利用も継続、シェア機能を提示
電子チケット化に伴い、利用単位を1円単位とし、スマートフォンで残高・有効期限を確認できるようにした。残高の一部を家族や友人にプレゼントできる機能も盛り込んだ。一方で、スマートフォンを持たない人向けに、紙での利用も引き続き可能としている。
制度運用の形は、バーコード式の電子チケットを基本としつつ、紙利用を併存させる構成となる。電子化の適用時期は2025年9月発送分とされ、優待額自体は据え置く。保有期間の条件は設けていないため、権利確定のタイミングで100株以上を保有していれば優待対象になる。
取り扱い店舗は、すかいらーくグループのレストラン各ブランドを対象としている。電子チケットの利用方法の詳細な手順や、シェア機能の運用範囲は、示された機能説明の範囲にとどまっている。今後の注目点は、電子チケット(バーコード式)と紙利用の併存のもとで、残高確認やシェア機能がどの範囲で運用される形になるかだ。
