昭文社ホールディングス(千代田区麹町)と子会社の昭文社は、訪日外国人観光客と、彼らをもてなす日本人に向けた英語イラストガイドブック『JAPAN: A Cultural Journey through Tokyo, Kyoto, Osaka』を3月27日に発売する。英語と日本語の併記やイラストを通じ、観光案内に加えて生活文化の説明も扱う。
同書は、東京・京都・大阪の観光名所や名物を紹介しつつ、日本の生活や文化のディテールにも触れる点を特徴とする。シンプルなイラストと英語・日本語の併記スタイルを採用し、外国人が読む用途に加え、日本人が英語で日本文化を紹介する場面での利用も想定する。三都市の観光情報と日常マナーを同一冊に収めることを狙う。
128ページで日常も収録
体裁はB5変判の上製本で、128ページ。内容は「About Japan」「Tokyo」「Kyoto」「Osaka」「On the way」の章立てで、日本のシンボルや交通、食事、宿泊施設、お風呂、トイレなどの生活要素のほか、各都市の主要観光地や食文化、道中のテーマも扱う。観光地の紹介と、滞在時に直面しやすい生活領域を同一冊で扱い、旅行中の行動に沿った読み方を意識した構成とした。
取り扱いは全国の主要書店とオンラインストア。書籍としての提供を前提に、店頭配架とオンラインでの流通を想定し、訪日客の購買機会と、日本国内での事前準備需要の双方を取り込む売り場展開を見据える。
書店とオンラインで展開
内容面では、観光地紹介に加え、食事の作法や風呂・トイレの使い方、交通機関の乗り方、コンビニや100円ショップ、カプセルトイなど、日本の生活文化をイラストで図解する構成とした。旅行者が目的地に到着してから遭遇する場面に即したテーマを配置し、文章量を抑えたビジュアル中心の誌面づくりを柱に据える。
章ごとに、東京・京都・大阪の各都市の観光名所と食文化を載せるほか、日本庭園の様式、歌舞伎の隈取の意味、妖怪や縁起物などの文化・歴史要素にも触れる。英語・日本語併記により、外国人の単独利用と日本人側の説明用途の両方を想定した。観光の目的地情報に加え、日常生活での所作や文化的背景を二言語で整理し、旅行者向けの読物と接遇側の説明ツールの両面での活用を見込む。
ガイドブック市場では旅行中の持ち歩きやすさを優先した判型や分冊構成も多いなか、本書はB5変判の上製本とし、図解を中心に生活文化の説明まで踏み込む構成を採用した。観光地の情報にとどまらず、宿泊施設や風呂・トイレといった生活領域を章立てに含めることで、旅程情報と生活マナーの双方を一体的に理解できるようにした。
また、章構成を「About Japan」から三都市別のパート、「On the way」へと連ね、道中のテーマも扱うことで、都市間移動を含む行動導線に沿った編集とした。内容は英語・日本語併記で、外国人の閲覧だけでなく、日本人が日常のしきたりやマナーを英語で説明する場面での利用も見込み、観光案内と異文化コミュニケーションの双方を支援する狙いがある。
