資生堂は、プレステージスキンケアブランド「ザ・ギンザ」でブランド初となるスパトリートメントサービス「ザ・ギンザ スパリトリート」を開始する。3月22日から、京都市東山区に開業するラグジュアリーホテル「カペラ京都」のスパ施設「Auriga Spa(アウリガスパ)」で提供する。これにより、スキンケア製品の価値を体験として訴求する狙いがある。
「ザ・ギンザ スパリトリート」は、ザ・ギンザのスキンケア製品を使用したフェイシャル・ボディプログラムを提供する点が最大の特徴となる。資生堂は、ブランドが培ってきた皮膚生理研究や独自の手技を施術に取り入れ、顧客の肌状態や要望に応じて施術内容をカスタマイズできる形をとる。スキンケア製品の販売を中心に展開してきたザ・ギンザにとって、今回の取り組みは初めてスパトリートメントとしてサービス化する動きになる。
カペラ京都で3月22日提供
提供場所は、カペラ京都のスパ施設「Auriga Spa(アウリガスパ)」とする。Auriga Spaはホテル地下2階に設け、営業時間は10時~22時とした。60分トリートメントの最終受付は20時30分、90分コースは20時となる。
スパ施設内ではザ・ギンザの製品を販売する。関西エリアで同ブランドの製品を実際に体験し購入できる拠点としては、カペラ京都のアウリガスパが初めてとなる。
施術では、ブランドの香りとして展開しているリンデンアロマを使用する。ブランド独自の美容液やオイル美容液を施術に取り入れるほか、リンデンは菩提樹の花を由来とする成分で、ブランドでは肌保護成分として配合している「THE GINZA リンデンエキス(フユボダイジュ花エキス)」をスキンケア製品に採用している。
ザ・ギンザは20年以上にわたり皮膚生理研究を行ってきた。スパトリートメントではその研究成果を背景に、感性科学を取り入れた独自の手技やストーンを用いた施術を組み合わせる。堀井清美社長は、カペラ京都でブランド初のスパトリートメントを開始できることを「大変嬉しく思う」とし、「心・身体・肌を深く癒やすウェルネス体験を通じて、ザ・ギンザのスキンケア哲学をより多くの顧客に届けたい」と語った。
カペラ京都は、シンガポールを拠点とするラグジュアリーホテルブランド「カペラ・ホテルズ&リゾーツ」が日本で初めて開業するホテルとされ、2026年春に開業する予定だ。京都市東山区の宮川町に位置し、建仁寺の正面に面する立地に建設された。設計は隈研吾建築都市設計事務所が担当し、祇園の街並みと調和する低層構造の建築としている。
体験型へ事業領域拡張
今回のスパトリートメントは、「モノ」から「コト」へ事業領域を拡張する動きとされる。ザ・ギンザは1975年に銀座でファッションブティックとしてスタートしたブランドで、「肌は身にまとう最高のオートクチュール」という思想のもとスキンケアを展開してきた。現在は皮膚生理研究に基づくスキンケアブランドとして展開しており、新配合の「THE GINZA リンデンエキス」と複合保湿成分「THE GINZA パーセプティブコンプレックスⅢ」を主要技術としている。
資生堂は、スキンケア製品の体験価値をサービスとして提供することでブランド接点を拡張する方針を示している。京都という観光都市での展開によって国内外の富裕層旅行者へのブランド認知を高める狙いもあるとしている。
提供メニューは全6種類とし、フェイシャル・ボディのプログラムを用意する。内容には、リンデンアロマを用いたフットバス、オイル美容液によるボディトリートメント、リフレクソロジーとフェイシャルトリートメントの組み合わせ、音叉の振動を用いたリラクゼーション施術、ホットストーンを使用するコース、マルチファンクション美容液を使ったフェイシャル中心の施術などを含める。
取引管理や法人営業の観点では、アウリガスパ内での製品販売を含む運用であること。資生堂はカペラ京都で、ザ・ギンザのブランド初となるスパトリートメント提供を始める。
