株式会社新陽トレーディング(東京都中央区)は、インテリアブランド「tobest cooker」のゼロフライパン「ゼロシリーズ」の新ラインアップとして、「ゼロカーボンポット」のプロジェクトを応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で28日に開始した。炭素材を用いた炊飯鍋を打ち出し、家庭内の調理手段の選択肢を広げる。
ゼロカーボンポットは、従来は炭を削り出して製造していた炭素鍋を、新たな技術で成形する点を前面に出す。「炊く」「煮る」「蒸す」「焼く」を1台で完結できる多機能鍋と位置づけ、なかでも「炊く」にフォーカスする。遠赤外線による「匠の二重炎奏炊き」で米本来の旨みを引き出す点を特徴とし、ゼロシリーズの追加ラインアップとして展開する。
ゼロシリーズ、Makuakeで累計2.5億円規模に
Makuake上での先行予約販売期間は28日〜6月21日で、プロジェクトは6月21日22:00終了予定。ゼロシリーズでは、ゼロフライパンがMakuakeの歴代フライパンランキング1位を獲得し、累計支援金額1.5億円を記録した。派生企画の「ゼロフライパン中華鍋」でもシリーズ累計1億円を突破しており、クラウドファンディングを起点としたキッチン用品ブランドとして一定の実績を築いている。今回のゼロカーボンポットは、シリーズのラインアップ拡充を図る新商品となる。
開発面では、炭素材の加工を独自技術で実現し、日本国内で成形が難しいとされてきた炭素材を鍋として量産する取り組みを続けてきた。ゼロカーボンポットでも成形技術を前面に打ち出し、炊飯に加えて煮る・蒸す・焼くまでを1台に集約する設計とした。東京・浅草橋で明治18年創業の米専門店「吉田屋」五代目で、五ツ星お米マイスター Prof.の小林健志氏が、おいしいご飯の炊き方のレシピ監修を担い、商品訴求の軸を「炊飯」に据える。
熱源対応はIHのほか、オーブンやラジエントヒーターなどにも広げる。外蓋はグリルプレートとしての使用を想定し、肉や魚などの調理も可能とする構造だ。素材・コーティング面ではPFASフリーを掲げ、セラミックコーティングを採用し、健康や環境への配慮を打ち出す。
キッチン用品市場では、IH対応の土鍋やセラミック加工品など、家庭内の熱源の多様化に合わせた製品提案が広がっている。号数別のサイズ展開を通じ、炊飯用や煮込み用など用途ごとの細分化も進む。コーティングについても、PFASフリーやセラミックコーティングを前面に出し、素材選択と調理性能、環境負荷低減を結びつけて説明する動きが目立つ。
