セガサミーホールディングス株式会社(東京都)は5月22日、主要株主の異動があったと発表した。マッケンジー・キャンディル・インベストメント・マネジメント・リミテッド(カナダ)が同社株の保有比率を11.23%まで高め、主要株主となった。保有は大量保有報告書に係る変更報告書で確認された。株主構成の変化は、資本市場を通じた議決権比率の移動として、ガバナンス面の前提条件に影響し得る。
異動は、セガサミー側が株主から提出された大量保有報告書に係る変更報告書の内容を確認したことで判明した。提出先は関東財務局で、10%以上の保有が報告されたことから、セガサミーは主要株主の異動を確認した。今回の動きは、同社にとって株主構成の変化として位置づけられる。
変更報告書で主要株主に
主要株主の異動が生じた経緯は、当該株主による大量保有報告書に係る変更報告書が、平成19年12月20日付で関東財務局に提出されたことにある。
セガサミーは、同変更報告書で10%以上の保有が報告されたことを受け、主要株主の異動を確認した。異動日は平成19年12月14日としている。
主要株主となったのは、マッケンジー・キャンディル・インベストメント・マネジメント・リミテッド(Mackenzie Cundill Investment Management Ltd.)で、本店所在地はカナダのブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー(2150-1055 West Georgia Street, Vancouver, British Columbia, Canada V6E 3R5)。
代表者はリサ・パンクラッツ(Lisa Pankratz)で、主な事業内容はポートフォリオ・マネジメントだ。
保有株2801万株に増加
保有状況は、異動前(平成19年10月15日)の議決権数が241,411個(所有株式数24,141,100株)で、総株主の議決権の数に対する割合は9.67%だった。
これが異動後は議決権数280,198個(28,019,800株)となり、割合は11.23%に上昇した。大株主順位はいずれも第2位としている。
割合の算出についてセガサミーは、平成19年9月30日現在の議決権数2,495,347個をもとにしたとしている。あわせて、平成20年3月31日現在の総議決権数2,496,030個に対する割合でも、異動前9.67%、異動後11.23%と同じ比率になるとしている。
発行済み株式数は平成19年9月30日現在で283,229,476株で、議決権のない株式として発行済み株式総数から控除した株式数は33,691,776株とした。
連名分の記載や実質保有の扱い
大量保有報告書(変更報告書)には、提出者であるMackenzie Cundill Investment Management Ltd.の保有分28,019,800株に加え、連名としてMackenzie Financial Corporationの保有分42,500株が記載されていたという。
セガサミーは、こうした記載も含め、当該株主から提出された変更報告書に基づいて内容を記載した。
一方でセガサミーは、当該法人名義の実質所有株式数の確認ができたものではないとも明記した。
大株主順位は、平成19年9月30日現在の株主名簿に当てはめた場合の順位として記載したとしている。
見通しは「記載事項なし」
今後の見通しについて、セガサミーは本件が大量保有報告書に係る変更報告書に基づくものであり、特に記載する事項はないとした。
取引実務の観点では、変更報告書に基づく保有比率の上昇で主要株主に該当した一方、実質所有株式数の確認ができていない点が、保有の把握や情報の取り扱いで注目点となる。
