ロート製薬株式会社(大阪市、社長:瀬木英俊)は、経済産業省および日本健康会議が選定する「健康経営優良法人2026(大規模法人部門(ホワイト500))」に認定された。制度が開始した2017年から9度目の認定となる。社員の健康づくりを軸にした施策の継続が、企業の人材運用や職場環境の整備に影響しうる。
ロート製薬は、健康経営の推進体制として2016年に健康経営推進グループを設置し、2018年に「健康経営宣言」を制定した。2022年にはロートグループ健康保険組合を設立し、グループ全体で健康づくりを進める枠組みを整えてきた。加えて、社員の健康に関する取り組みや方向性をまとめた「ロート健康白書2025」を発行し、社内外への公開を通じて施策の検討・改善につなげる方針を示している。
2017年開始後9度目
今回の認定は「健康経営優良法人2026(大規模法人部門(ホワイト500))」で、上位法人が「ホワイト500」に認定される枠組みだ。ロート製薬は制度開始の2017年以降、2026年認定を含めて9度目となった。社内施策では、全社員参加型のウォーキングイベントを2017年から継続し、2025年には内容を進化させた取り組みも実施している。
直近の取り組み事例として、2025年10月から全社員参加型ウォーキングイベント「とこチャレ極(きわみ)」を実施した。「1日8,000歩および20分の速歩きを実践する社員の割合」の向上を目指し、歩行の“量”だけでなく“質”の向上にも着目したという。2025年9月には「けんこう祭’25秋 ~睡眠・メタボ・貧血改善チャレンジ~」を実施し、有志の271名が参加、満足度は90%以上としている。
健診制度では、2025年6月から最新のMRI技術を活用した「全身がんドック」の受診支援制度を新たに導入した。定期健康診断に加え、「PET検診」「脳ドック」などの追加健診支援の拡充を進めてきた経緯がある。自覚症状の少ない疾患やがんの早期発見を支援し、社員の健康寿命の延伸を目指すとしている。
外部発信にCHRO登壇
健康経営に関する外部発信として、ロート製薬の取締役 チーフヒューマンリソースオフィサー(CHRO)河﨑 保徳が、2026年3月11日に開催される日本健康会議主催「健康経営AWARD2026【健康経営優良法人】」に登壇する予定だ。会場はイイノホール(東京都千代田区)で、会場開催とオンライン同時配信を予定するとしている。
同アワードは、健康経営優良法人に認定された法人(大規模・中小規模)を表彰するとともに、健康経営に関する注目のテーマごとに有識者や先進的な法人が登壇し、研究・事例などの発信を通じて日本全体の健康経営の推進を目指すとしている。ロート製薬は今回の認定に関連した登壇として、健康経営の取り組みを発信する場に参加する。
健康経営優良法人認定制度は、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、優良な健康経営を実践する大企業や中小企業などの法人を顕彰する制度とされる。これを受け、ロート製薬は健康経営推進グループの設置や健康保険組合の設立、社内施策の実施を含む枠組みのもとで、健康経営の推進を進めている。
