株式会社リロバケーションズ(東京都新宿区)は、熱海市内の愛犬同伴型宿泊施設と人気観光施設「ACAO FOREST」が連携した宿泊プランを発売する。宿泊者限定で愛犬も無料で入園できる特典を設ける。提供開始日は2月1日。観光資源を組み合わせた地域滞在型旅行の取り組みとして、愛犬と過ごせる環境強化を図る。
今回のプランは、同社の運営宿泊施設「ゆるり熱海with DOGS」など、愛犬と泊まれるリゾート宿における新たな提携施策の一つ。宿泊需要が高まる熱海観光地との協力を通じ、愛犬家層の利便を高める狙いがある。リロバケーションズは「リロホテルズ&リゾーツ」として全国で旅館・ホテルの運営再生を手掛けており、地域との協働による観光連携を進めてきた経緯がある。
熱海エリアで2月から共同プラン開始
宿泊プランは数量限定ではなく、2月1日以降の宿泊予約者を対象に設定される。宿泊施設利用者に対し、「ACAO FOREST」の入園券を無償で配布する仕組みで、愛犬の同伴入園が可能となる。販売はホテル直販サイトなどを通じて行い、地域観光施設との協力により新たな旅行導線を構築する形をとっている。
リロバケーションズは、全国約40施設で会員制リゾートおよび旅館・ホテルの運営を展開している。宿泊運営再生やホテル支援事業を行い、温泉旅館から都市型ホテルまで幅広く展開している。リログループの観光事業を担う中核会社として、宿泊・観光分野の地域連携を進めてきた。
地域資源を結ぶ観光連携
同社はこれまでも、箱根や佐賀など各地で美術館、イベント施設との共同プランを展開している。今回の熱海での取り組みもその一環で、地元観光地との協業による顧客体験の拡充を図る。同社が展開する「with DOGS」シリーズでは、愛犬との同行宿泊を前提とした専用設計を採用しており、宿泊と観光の連携モデルを地域単位で形成している。
背景には、愛犬と旅行を楽しむ層が拡大しつつある市場動向がある。同社はスモールリゾート型施設を中心に、地域資産の再生や観光環境の整備に注力しており、地方観光拠点との共同企画を継続している。
販売開始日は2月1日とされ、宿泊施設側が主体となって予約受け付けを行う。現時点では、具体的な再販や終了時期は明示されていない。
今回の連携は、宿泊・観光業界全体にとってペット同伴旅行の対応を促進する試みとなる。ホテル運営支援や旅館再生事業を展開するリロバケーションズが、観光施設との連携により受け入れ体制の多様化を進めている点が注目される。