株式会社ラックプラン(所在地記載あり)は、次世代育成支援対策推進法および女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を策定した。仕事と家庭生活の両立を支援し、性別にかかわらず能力を発揮できる職場環境を整えることを目的とする。計画期間は令和8年1月1日から令和10年12月31日までの3年間とし、育児休業取得率や労働時間、女性管理職の割合などに数値目標を設定した。
ラックプランは、男性の育児休業取得実績がないことや、男女間の賃金差、女性管理職比率の不足を課題として挙げた。これを踏まえ、対象期間中に男性の育児休業取得率を50%、女性を100%とするほか、全労働者の月平均時間外・休日労働時間を10時間以内とする方針を明示した。また、女性管理職比率を50%以上、男女の賃金差を15%以内に抑える目標も示している。
女性管理職50%を目標に研修と評価制度を実施
同社は令和8年にプロジェクトチームを設け、四半期ごとに進捗を確認する。女性管理職に関しては、役員や管理職を対象に意見交換会を開くほか、個別面談の実施を進める。翌年には主任職以上を対象とした管理職養成研修を年1回以上行い、人事評価制度の改善と昇格条件の明確化を予定している。令和10年には改善後の制度を実施し、継続的な取組を行うとしている。
労働時間の削減でも同様にチームを設け、部署ごとの残業時間偏差の原因抽出や管理職向けの意識改革研修を実施する。加えて、月45時間を超える時間外労働者への産業医面談を増やす。翌年度にはAI活用による業務DX化の検討も進める構成だ。
数値目標の進捗確認を四半期単位で共有
計画に掲げる目標値は3年間を通じて固定され、全4項目において四半期ごとの数値評価が実施される。男性50%以上・女性100%以上の育児休業取得を達成するため、社内文書による制度周知や取得勧奨、代替職員の補充体制が整えられる。賃金差縮小では、時間外労働の男女差削減を目的に異動や配置転換も盛り込まれている。
職場環境の現状では、女性の育児休業取得率が100%である一方、男性は対象者がなく取得実績も0%だった。育休復職率は100%を維持しており、女性正社員比率は66.7%、女性管理職比率は41.38%にとどまる。平均時間外労働時間は直近で月10時間前後の水準に推移している。
同社は、これらのデータを基に育休取得・時間外労働削減・管理職登用の各分野で改善策を定期的に検証する体制を設けた。進捗確認と社内共有を反復し、改善を図る枠組みとする。
取組の運用については、プロジェクトチームを中心に四半期ごとの数値および実施状況を確認し、社内共有を通じて改善を図る形を定めている。