株式会社ポケモン(東京都港区)は、スマートフォン向けアプリ『Pokémon Sleep』に関連し、エーザイ株式会社と共同の啓発活動を開始すると発表した。就寝前の筋弛緩運動を取り入れた「ほげーたいそう」や、筋弛緩運動調査プロジェクトの結果公表も合わせて示した。取り組みを通じ、自分の眠りと向き合うきっかけづくりをめざす。
啓発活動では、『Pokémon Sleep』が持つ「楽しさを通じて行動を促す力」と、エーザイ株式会社が培ってきた睡眠領域の科学的知見を生かし、子どもから大人まで自分の眠りと向き合うきっかけづくりをめざす。就寝前のリラックスを促す体操コンテンツや、同体操のベースとなる筋弛緩運動の検証結果も示した。
調査は41,832人分析
筋弛緩運動調査プロジェクトでは、41,832名の『Pokémon Sleep』ユーザーの睡眠記録とアンケート回答に基づくデータ分析に加え、睡眠脳波測定器を用いた実証実験の2つのアプローチで調査を実施した。結果として、筋弛緩運動を実施した晩の寝つき時間の短縮を確認したほか、普段すぐに寝付くことができない人ほど入眠までの時間がより短くなる傾向が示された。就寝前にスマホを操作するなどの「日常習慣」を過ごした晩と比較し、「睡眠効率」が3.2%上昇するという結果も示した。
就寝前のリラックス「ほげーたいそう」は、漸進的筋弛緩法というリラクゼーション法に基づいて考案された体操だ。体に力を入れた後に「ほげー」と力を抜く流れを通じ、心身の緊張を緩める設計としている。映像にはホゲータのパートナーとして森田ひかるさんが登場し、BGMには『Pokémon Sleep』に今後登場予定の睡眠導入サウンド「南エリアを歩く(パルデア)」を使用した。
エーザイと絵本配布
共同の啓発活動の第1弾として、全国の睡眠に関する診療に積極的に対応している医療機関へ、絵本「カビゴンのゆめ」を順次配布する。医療施設の待合室などで絵本を楽しんでもらい、来院者が自身の眠りに目を向ける一助とすることを目的とする。絵本は『Pokémon Sleep』の世界を舞台に、ポケモンたちがカビゴンを探す冒険を通じて「たっぷり眠って元気になることの大切さ」や「良い睡眠のポイント」を幅広い世代に伝える内容とした。
同作の絵・文は、しおみつさちかさんが担当する。しおみつさちかさんは筑波大学大学院芸術専攻洋画領域を修了し、第11回MOE創作絵本グランプリでグランプリを受賞し、受賞作『ベニーのみずたまぼうし』(白泉社)を2023年に出版したとしている。
アプリ内イベントでは、2026年4月に「ラティアスリサーチ」を開催する予定だ。イベント期間中に入手できる「ラティアスのうもう」を集めると「ラティアスのおこう」と交換でき、「ラティアスのおこう」を使ってラティアスの寝顔をリサーチできる設計とした。期間中は「とくいなもの:スキル」のおてつだいポケモンが活躍するとし、詳細は後日ゲーム内で知らせるとしている。
運用面では、共同啓発活動はエーザイ株式会社の睡眠領域の専門的知見を前提に進める形をとり、第1弾は医療機関への絵本配布を順次実施するとしている。アプリ内のイベントは2026年4月開催とされ、イベント詳細は後日ゲーム内で知らせる方針が示されている。
