ぺんてるは4月1日付で法人名を「アストラム」に変更する。新社名は「アストラム株式会社(英語表記:ASTRUM CORPORATION)」で、本社所在地は東京都中央区日本橋小網町7-2から変わらない。社名変更に伴う外部流出や拡散といった影響は確認されておらず、同社は新社名の公式サイトを4月1日に開設する方針も示した。この変更は、プラスグループ内のステーショナリー事業の運営体制を読み解く上での前提になりそうだ。
社名変更の狙いは、プラスグループとの統合の意義を明確にする点にある。ぺんてるはプラスが議決権の過半を取得した後、プラスグループの一員としてステーショナリー事業を担ってきた。今回、新たな法人名を掲げることで、今後の段階的な統合に向けた基盤と位置付け、グループ内の同事業の成長に取り組む方針を示した。
4月1日に社名変更
新社名はアストラム株式会社で、英語表記はASTRUM CORPORATIONとする。法人名の変更後も本社所在地は東京都中央区日本橋小網町7-2で維持し、拠点の所在地変更は伴わない。新社名の公式サイトは4月1日に開設予定とし、情報発信の窓口も切り替える。
一方、事業ブランドの「ぺんてる(Pentel)」は継続し、世界展開も維持する。社名変更は法人名に関する措置にとどまり、同社およびプラスグループのステーショナリー事業に関わる国内外の関係会社について、社名変更の予定はないとしている。
プラス傘下で統合基盤
ぺんてるを巡っては、2022年9月にコクヨが保有株式をプラスへ譲渡した。これによりプラスが議決権の過半を取得するなど、資本関係の見直しが進んだ。以降、ぺんてるはプラスグループの一員として、ステーショナリー事業を担う枠組みに入っている。
今回の社名変更は、こうした統合の意義を明確にすることを目的とする。
新たな名称を掲げることで、今後の段階的統合に向けた基盤と位置付けるとともに、プラスグループにおけるステーショナリー事業の成長に取り組む方針を示した。
「天体」由来の新名称
「アストラム(astrum)」はラテン語で「天体」を意味する。人類の知性が星空を読むことから始まったとされる背景を踏まえ、知性と感性に寄り添う同事業の象徴として採用した。名称の由来を明示することで、社名変更を単なる表札の変更ではなく、事業の方向性を示すメッセージとして位置付けた格好だ。
また、新社名には、各ブランドが独自性を保ちながら融合していくためのシンボルとしての役割も持たせる。ブランド運営を継続しつつ、グループ内での段階的統合を進めるという二つの要請を両立させる意図が読み取れる。
統合の公表は順次
今後の統合の詳細は、準備が整い次第、プラスグループを通じて順次公表するとしている。
法人名は変わる一方で、事業ブランドや関係会社の社名は維持する方針のため、取引先側では、契約書類や請求・支払い、各種申請における名義の扱いがどの範囲で切り替わるのかが注目点となる。
