株式会社Pasona Resort(兵庫県淡路市)が運営する禅リトリート施設「禅坊 靖寧」は、せとうちDMOが主催する「せとうちDMOアワード」で2025年度「宿」部門を受賞した。受賞を記念し、3月13日から4月28日まで、宿泊プランまたはランチプランの利用者を対象にオリジナルアロマオイルを配布する。利用者は、施設での体験後の余韻を自宅でも楽しめる。
「せとうちDMOアワード」は、瀬戸内海エリアの特色ある観光コンテンツを対象に7部門で表彰する制度で、その年に魅力的と評価された取り組みを顕彰している。禅坊 靖寧は、瀬戸内海エリアの自然環境と調和した建築と、禅体験を通じて心身を整える体験価値が高く評価された。Pasona Resortにとっては、淡路島の自然や禅体験を生かしたリトリート事業を推進するうえでの象徴的な受賞となる。
禅坊 靖寧は全18室
禅坊 靖寧は2022年4月に開業し、客室は全18室。兵庫県淡路市楠本字場中2594-5に位置し、運営会社は株式会社Pasona Resortが担う。全長100メートルの木造建築が特徴で、世界的建築家の坂茂氏が設計した。360度に広がる淡路島の自然に囲まれた空間で、瞑想やヨガなどの「Zen Wellness」や、動物性食材などを使用しない身体にやさしい禅坊料理を提供している。
記念企画で配布するオリジナルアロマオイルは、淡路島の大自然ややわらかな日差し、温暖な気候、木造建築の木の温もりをイメージして調香した特別な香りとした。禅体験で整えた心身の状態を自宅でも再現できるよう、禅坊 靖寧の世界観を香りで表現している。
「せとうちDMOアワード」は、瀬戸内海エリアの観光コンテンツを横断的に扱い、宿泊、飲食、体験など7部門で表彰する枠組みとして運用されている。禅坊 靖寧は「宿」部門での受賞となり、自然環境と調和した建築や、禅を軸にした体験設計が評価対象となった。今回のアロマ配布企画は、宿泊と日帰りの両プランに連動させることで、現地での滞在と自宅での余韻を一体的な体験として構成している。
観光分野では近年、体験型の滞在を軸にした商品設計が各地で広がり、ウェルネスを掲げる宿泊・滞在プログラムも増加している。せとうちDMOアワードにおいても、自然環境と滞在体験の融合を打ち出す宿泊施設が評価される傾向が強い。禅坊 靖寧では、坂茂氏による建築設計に加え、木造建築については鵤工舎棟梁の小川三夫氏が関与し、宮大工の技法を踏まえた建物と庭園の調和、木材の選定から細部の納まりまでを重視した。
備考欄記載でオリジナルアロマを進呈
記念企画の対象は、期間中に禅坊 靖寧の宿泊プランまたはランチプランを利用した顧客。予約時に備考欄へ「せとうちDMO」と記載した利用者に、オリジナルアロマオイルを進呈する。アロマは淡路島の温暖な気候や木造建築の木の温もりをイメージした香りで、施設での禅体験と一貫した世界観を持たせた。
施設は宿泊に加え日帰り利用も受け入れる運営形態をとっており、今回の企画も両方の利用者を対象とすることで、幅広い層との接点拡大を図る。現地での自然調和型の建築空間と禅体験、帰宅後も楽しめるアロマの提供を組み合わせ、リトリートとしてのブランド価値の向上につなげる狙いがある。禅坊 靖寧は、せとうちDMOアワードの受賞を機に、淡路島の自然や禅を生かした滞在型コンテンツの強化を進める構えだ。
