株式会社パソナグループ(東京都千代田区)は、大阪・関西万博で出展したパビリオン「PASONA NATUREVERSE」の公式グッズや食品を取り扱う「PASONA NATUREVERSE SHOP」を、2月11日から兵庫県淡路島に期間限定で開設する。万博パビリオンの来場者は延べ215万人を超えた。今回は「いのち、ありがとう」をテーマにした展示の世界観を淡路島で再現し、パビリオン体験の余韻を楽しめる場を提供する。
同社は、万博での展示内容を継承しつつ、地域観光の振興につなげる目的を掲げている。パビリオンで人気を集めた商品を中心に構成し、淡路島を訪れる人に「アフター万博」として体験の機会を広げる狙いだ。パソナグループが淡路島で展開する観光・文化・農業分野の活動の一環として実施する。
淡路島で期間限定店を展開
新店舗では、アクリルスタンドや手ぬぐい、衣類、焼き物など約100品目を販売する。鉄腕アトムをはじめとする手塚治虫書店グッズも並び、展示体験と購買を組み合わせた構成とした。また、パビリオン展示で来場者の注目を集めた直径約40cmのアンモナイトやアテンダントのユニフォームを再展示するほか、試着体験やスタンプ設置などを設ける。植物由来素材のヴィーガンジェラートも3月から提供を予定している。
店舗の所在地は兵庫県淡路市野島轟木字清水95−2(Ladybird Road内)で、営業時間は11時から18時、水曜を除く。設置期間は当面1年間を予定するが、具体的な終了日は未定とされ、反響などを踏まえ今後判断される。
約100品を展開、展示も併設
オープンを記念して3月31日までキャンペーンを実施し、淡路島住民向けの会員制度「icanca(イカンカ)」会員や神戸阪急で実施されるドレス展示会来場者に特典を設けた。店舗展開は単発で、期間終了後の再販や常設化については明示されていない。販売品はパビリオンとの連動企画の一環であり、今回の実施期間中に限定的に提供される。
運営面では、パソナグループが淡路島における事業基盤を活用し、地域と連携した形で展開を進める。展示物や販売商品の準備、施設内の管理体制などは社内部門および関連組織が分担するとしている。
淡路島の拠点運営では、パソナ日本総務部やパソナ農援隊など同グループ各社が既にBPOや農業・観光関連業務を担っており、今回の店舗運営もその活動の延長として位置づけられる。これまでの万博出展運営を通じて得た知見や人材の育成経験が実務面で活かされている。
店舗は期間限定の開設とされ、終了後の再出店について企業側からの言及はない。パソナグループは、「PASONA NATUREVERSE」での展示運営の成果を踏まえ、その世界観を淡路島に引き継ぐ取り組みを進める方針を示しており、今回の動きはその一環とされる。