パナソニック株式会社は、LUMIX初のデジタルガンマイクロホン「DMW-DMS1」を3月19日より発売する。動画コンテンツ制作で、機動性に優れたミラーレス一眼カメラの映像クオリティとともに、音声の高音質化が求められている状況を踏まえた。小型・軽量ながら新開発マイクアレイを採用し、高音質かつクリアで臨場感ある録音を可能にするという。
パナソニック株式会社は、動画撮影時の音声収録をカメラ一体運用に寄せる狙いを示している。ホットシュー接続でカメラ本体から電源供給を受ける仕様とし、外部ケーブルなど追加機材の接続を簡素化する形をとる。自らの表現を追求するクリエイターに提案し、映像制作や動画撮影をサポートする施策の一つになるとしている。
約100gでホットシュー接続
本体は手のひらサイズで、質量は約100gとする。大口径マイクとショックマウントを内蔵しつつ小型・軽量化した。録音面では、新開発の大口径φ10mmマイクアレイを採用し、厳しい管理基準によりマイク素子間のバラツキを抑えることで、高音質と指向性の両立を掲げる。
対応機種は2026年2月25日現在、フルサイズ一眼カメラのDC-S1M2、S1M2ES、S1RM2、S5M2、S5M2Xとし、最新のファームウェアへのアップデートが必要になる。マイクロフォーサーズ一眼カメラのDC-GH7、G9M2は、対応のファームウェアを将来的に用意する予定だとしている。
録音モードは「6つの指向性モード」を搭載し、指向性ボタンで素早く切り替えられるとしている。撮影時の音声録音レベル調整が不要とする「32bitフロート録音」に対応し、デュアルADコンバーターを搭載する。4chオーディオ記録時にはCH3とCH4を使う「2つのバックアップ録音モード」を備える。
ファーム更新が利用条件に
カメラ側の対応はファームウェア更新を前提とする形になり、フルサイズ一眼カメラの一部機種では「32bitフロート録音」と「2つのバックアップ録音モード」が利用可能とされる。これらの機能の対応機種は2026年2月25日現在、DC-S1M2、S1M2ES、S1RM2とし、最新のファームウェアが必要になる。DC-GH7は将来的に対応予定としている。
操作面では、本体背面に「指向性ボタン」を配置し、6つの指向性モードを操作できるとしている。ボタンは自照式とし、カメラ本体からライトの輝度を3段階で切り替えられる。ノイズ面では新開発のノイズ抑圧技術を挙げ、屋外のロケ撮影など強風時には新方式の風音キャンセラーや付属のウインドスクリーンを使う運用を示している。
供給面では、社会情勢などの影響により発売の延期や供給の遅れが生じる可能性があるとし、発売時期は確定次第ウェブサイトに掲載する方針を示した。業務での調達や運用では、対象カメラのファームウェア更新要否と、機種ごとの対応範囲を事前に揃える形が前提になり、ホットシュー給電の運用を軸に「DMW-DMS1」を投入する動きとなる。
