株式会社オープンハウスグループのグループ会社である株式会社オープンハウス・ディベロップメントは、新築分譲マンション「イノベイシア六番町」の販売開始を明らかにした。物件は千代田区六番町エリアに位置する。間取りは1LDK〜3LDKのプランを用意した。販売開始日は27日とした。
同物件は四ツ谷駅、麹町駅、市ヶ谷駅など複数の駅が利用でき、3駅6路線が利用可能としている。都心立地での新規供給により、通勤・移動時間の短縮につながる可能性がある。オープンハウス・ディベロップメントにとっては、新築分譲マンションで展開する取り組みの一つになる。
総戸数69戸を投入
追加で公表されている事業計画によると、「イノベイシア六番町」の総戸数は69戸とされる。住戸プランは1LDK〜3LDKまでのバリエーションを用意した。立地は千代田区六番町で、四ツ谷駅、麹町駅、市ヶ谷駅の利用を想定し、3駅6路線が利用可能とし、新宿、渋谷、池袋、有楽町・東京などへのアクセスが可能としている。都心側の複数路線を使い分けられる点を前面に置く。
オープンハウス・ディベロップメントは、都心部を中心に分譲マンションを供給してきた経緯がある。グループ内では「INNOVACIA」ブランドで都心の分譲マンションを展開しており、千代田区内でも「イノベイシア大手町」や「イノベイシア麹町」などの供給実績が示されている。こうした流れの中で、六番町エリアでの販売開始を打ち出した格好だ。
オープンハウスグループの開示情報では、マンション分譲事業が主力の一つとされる。2025年9月期の連結売上高は9,000億円超で、2025年4-9月期のマンション売上高は3,200億円(前年比20%増)とされている。グループとしてマンション供給計画を2,500戸としている点も、今回の都心物件の投入と同じ時間軸で語られている。
市場環境では、不動産経済研究所の集計で、2025年の東京23区の分譲マンション市場規模は5兆8,000億円(前年比8%増)とされる。千代田区の供給戸数は350戸で、平均価格は1億2,500万円と示されている。都心部の供給が一定規模で続く中で、六番町近接では三井不動産レジデンシャルが「パークマンション市ヶ谷六番町」(総戸数80戸)を2025年に販売開始しており、同じ生活圏での新築供給が重なる。
背景には、立地選好の変化を示す統計もある。国土交通省の住宅経済データでは、東京圏で高台立地マンションの需要増が示されている。千代田区六番町については地盤強度指数1.2とされ、23区平均の1.0を上回る。加えて、総務省の人口移動統計では、2024年に東京23区の人口流入が1万2,000人とされ、都心回帰を示すデータの一つになっている。
今後は、都心立地での供給を含め、同グループが示す「戸建・マンションの供給」を通じた取り組みの運用範囲がどこまで開示されるかが焦点となりうる。取引管理や法人営業の観点では、販売戸数や販売期間など未提示の条件が、案件ごとにどの範囲まで明らかにされる形をとるかが論点になりうる。
