Nyle4株式会社(福岡県久留米市)は22日、東京・二子玉川 蔦屋家電で開かれる「ガジェット展示会2026 春 Supported by Ulanzi」で、新しいモバイルバッテリーブランド「&Cell(アンドセル)」を発表する。次世代電池「全固体セル」を搭載したモバイルバッテリーの第一弾モデルも初公開する予定で、会場では&Cellとスマートリング「OraMemo Ring(オラメモリング)」を展示する。
&Cellは、次世代バッテリー技術である全固体セルを核に据えたモバイル電源ブランドとなる。展示会では、セルメーカーが17年をかけて開発した全固体セルを搭載した第一弾モデルを披露し、ブランドの方向性と技術的特徴を実機で示す。
スマートリングで1,200万円
Nyle4は2025年11月、純チタン削り出しのスマートリング「OraMemo Ring」を応援購入サイトMakuakeで先行販売し、支援総額は1,200万円以上に達した。ウェアラブル領域での同製品の展開に続き、モバイル電源領域での新ブランド投入を同じ展示会で提示する。
OraMemo Ringは、純チタン削り出しのボディを採用したスマートリングだ。6基のLEDと2種類のセンサー、AIアルゴリズムによるデータ解析を組み合わせ、日常のコンディションを可視化するウェアラブルデバイスとして開発された。一般販売は2026年5月以降に開始予定で、展示会での掲出は先行販売後の露出機会となる。
Nyle4はOraMemo Ringの展開と並行して、モバイル電源領域で安全性や長寿命、信頼性を重視した製品の開発に取り組む。スマートフォンやウェアラブルデバイスなど日常生活で不可欠なモバイル機器が増えるなか、モバイルバッテリーにも高い安全性や長期使用に耐える性能が求められているとみている。
全固体セル搭載を初披露
今回の新ブランド発表では、全固体セル搭載モバイルバッテリーの第一弾モデルが焦点となる。&Cellは全固体セル技術をベースに設計された次世代モバイル電源として位置づけられ、展示会で初公開されるモデルは、17年の開発期間を経たセルを採用した点を特徴とする。
発表の場となる「ガジェット展示会」は第8回の開催で、未発売製品やスタートアップの最新デバイスなど、まだ広く流通していないガジェットを来場者が見て触れ、体験できる展示イベントだ。会場は東京・二子玉川 蔦屋家電2階 E-room 1.2およびエスカレーター前で、Nyle4はこの会場で&CellとOraMemo Ringを展示する。流通前段階の製品を来場者に提示する性格のイベントであり、Nyle4の初出展もこうした枠組みに沿う。
Nyle4は2025年8月に設立され、ウェアラブルデバイスや次世代電源などの開発・発掘を掲げてきた。2025年11月のOraMemo Ringの先行販売で1,200万円超の支援を得たのに続き、22日に新ブランド&Cellを公表し、全固体セル搭載モデルの初公開を同じ展示会で行う。
同社は、ウェアラブルとモバイル電源という2つの分野で新製品を並行して展開することで、既存のスマートリング事業と新たな電源ブランドの双方を来場者に印象づける狙いがあるとみられる。全固体セル技術を全面に打ち出すことで、モバイルバッテリー市場で安全性や信頼性を訴求し、差別化を図る構えだ。
