日本スキー場開発株式会社(長野県北安曇郡白馬村、NSD)は、契約アスリートの北山博仁選手がFISジュニア世界選手権2026のスノーボード・ビッグエア競技で優勝したと発表した。大会はカナダのカルガリーで開かれ、3本の試技から異なる技のベスト2本の合計得点で争った。NSDは北山選手が「NSDキッズプログラム」を利用して同社グループのつがいけマウンテンリゾートへ通いトレーニングしてきた経緯にも触れた。競技実績の発信を通じ、育成施策の認知や利用の広がりに影響する可能性がある。
北山博仁選手は1本目にBS1440(4回転)ミュート、2本目にSWB1440(4回転)ミュートを成功させ、2本目終了時点でトップに立った。その後も最後まで順位を維持し、1位でフィニッシュした。NSDは契約アスリートの競技実績を公表した。
会員数48,000名到達
NSDキッズプログラムは今年で5年目とされ、対象スキー場は14スキー場まで拡大した。2026年2月22日時点の会員数は、前年の44,250名を上回る48,000名に到達した。北山選手は静岡県出身の現在中学3年生で、3歳時にスノーボードを始め、4年前から同プログラムを利用して毎週静岡からつがいけマウンテンリゾートへ通っているという。
北山選手は大会後のコメントで、初出場のFISジュニア世界選手権で優勝できたことへの喜びに加え、世界の選手と戦った経験が自信になったと述べた。一方で課題にも触れ、今後のレベルアップに言及した。北山選手の主な成績として、2026年の全日本ジュニアスキー選手権3位(スロープスタイル)、2025年の第31回全日本スキー選手権3位(スロープスタイル・ビッグエア両種目)、2024年のWorld Rookie Snowboard Finals(オーストリア)U-15スロープスタイル優勝、10歳時の全日本選手権U18優勝を挙げている。
NSDキッズプログラムは募集人数を先着7万名限定とし、2026年3月31日までの期間を第2次募集としている。対象スキー場は宮城、群馬、新潟、長野、岐阜、福井、滋賀にまたがり、みやぎ蔵王えぼしリゾート、川場スキー場、石打丸山スキー場、白馬八方尾根スキー場、竜王スキーパーク、びわ湖バレイスキー場など計14スキー場を掲げる。
14スキー場へ対象拡大
同プログラムは小学生以下を対象とし、対象スキー場の営業期間中に利用できるシーズンパスを提供する枠組みを設けている。シーズンパスは登録した子ども本人のみ利用可能とされ、学校行事や団体行事、ならびに一部のスキー大会では利用できない場合があるとしている。NSDはスキー/スノーボード用品のシーズンレンタルにも触れ、2025-26シーズンの受付は終了とした。
NSDは、日本駐車場開発の子会社で、同社グループとしてスキーリゾートとレンタルショップを運営している。今回の発表は、契約アスリートの国際大会での結果と、NSDキッズプログラムを通じたトレーニングの経緯を合わせて示した内容となった。
今後の焦点は、NSDキッズプログラムの第2次募集期間(2026年3月31日まで)における申込の進捗と、対象スキー場14カ所での利用条件の運用にある。法人側は、対象者が小学生以下に限られる点や、行事・大会によって利用できないケースがある点を前提に、現場での案内方法を揃える必要がある。
