ノーリツプレシジョン株式会社(和歌山県和歌山市)は、学生向けのオープンカンパニーを2月13日に開催すると発表した。テーマは「ニッチ市場で世界を獲る製品企画の醍醐味を体感」で、学生が自社の製品企画や事業づくりを体験する内容となる。学生の参加を通じて、企業理解の促進と将来の採用候補者との接点構築を図る目的がある。
同社は写真処理機器をはじめ、介護・医療領域での見守りシステムやAI技術を活用した分娩検知システムなど、多分野で精密機器の開発・製造を行っている。今回のオープンカンパニーは、自社の技術や企画の特色をなどを体験してもらうもので、人材育成や採用活動の一環に位置づけている。
和歌山本社で学生向けプログラム開催
オープンカンパニーは1日のプログラムとして行われ、和歌山本社を拠点に実施される。学生は製品企画や開発部署での模擬体験を通して、同社が展開する「ニッチ市場」でのビジネス構築手法を学ぶ機会を得る。対象は大学生・大学院生などで、事前予約制とされている。地方拠点企業として、地元人材との接点を重視した活動の一環でもある。
同社はこれまでも若年層向けの採用広報イベントを継続的に行っており、地域の教育機関との連携も進めてきた。今回は学生に製品開発の現場を体験させる形式を採る点が特徴だ。
継続する人材交流と育成への取り組み
ノーリツプレシジョンは本イベントのほか、ものづくりやイメージング関連事業を担う若手人材の育成にも力を入れてきた。和歌山企業が共同出資する宇宙産業推進プラットフォーム「株式会社WALL」にも参画し、地域の人材育成・産業振興を目的とした活動を行っている。本社ではこれまでにも学生見学や企業説明会を開催しており。
背景には、同社が写真処理機器メーカーとして培った技術を応用し、介護・医療・畜産などの領域に事業を広げている経緯がある。多分野連携が進む中、次世代の技術者や企画職向けの発想を養う場として学生を招くことにより、採用・定着の裾野拡大を狙う目的があるためだ。
オープンカンパニーは単発開催とされ、現時点で次回計画や定期化などの発表はない。参加人数の上限等は明示されていないが、公式に日程と対象のみが示されている。学生が自社の製品企画に触れることで、今後の採用に向けた関心喚起を図る構成となっている。
今回の開催は、ノーリツプレシジョンが推進する学生採用広報イベントの一環であり、地域企業として和歌山から人材交流を促進する流れを示している。