株式会社ノジマ(神奈川県横浜市)は、ロボット技術を体感できる拠点「MIRAI ROBO SQUARE(ミライロボスクエア)」を東京都港区の品川インターシティC棟2階に開設する。オープン日は2月19日。身体機能を補助する装着型サイボーグや、医療・介護・接客などで人と共働するヒューマノイド型のロボットを展示する。生活支援から教育までの分野をカバーする多様な機器が展示され、法人および一般向けの相談窓口も併設する。
デジタル技術産業への貢献を明確に掲げ、幅広い分野のサービスロボットを常時展示することで、ロボット社会の姿を体感できる場とする狙いだ。ノジマにとっては初のロボットショールームであり、既存のデジタル家電事業を補完する新たな発信拠点と位置づけている。開設当日は同社の代表執行役社長・野島廣司氏をはじめ、顧問の今井透氏が挨拶を行い、AIロボット「ミロカイ」が来場者を迎える予定だ。
約20社が出展し多用途ロボットを展示
開設時点で、国内外のメーカー約20社が参画する。CYBERDYNEの装着型サイボーグ「HAL」や、アイリスロボティクスのDX清掃ロボット「Whiz i」、テムザックのモビリティロボット「RODEM」、Doogの協働運搬ロボット「THOUZER」など、多様な用途の製品を取り揃える。展示対象は法人向けサービス機器から一般家庭用までを含み、今後も参加企業の追加が想定されている。
施設は品川駅から徒歩約5分の場所に位置する。営業時間は10時から17時で、日曜と祝日を定休としている。一般の入場はオープン当日の10時から可能とされる。
ノジマはデジタル家電専門店を主力とし、神奈川・東京を中心に関東圏で直営展開を進めてきた。グループには情報通信やネットサービスを手がける企業も含まれ、デジタル技術の活用領域を広げている。今回の新施設もその延長上にあるデジタル関連事業の一環となる。
出展企業との協働で常設展示を運用
展示ロボットの提供や出店は、各メーカーとの協働で構成される。ノジマは展示・運営主体を担い、出展各社が開発・製造した製品を提供する形をとる。多様な企業が参加するため、メーカーごとに展示範囲や役割分担が設定されている。
再販や販売に関する条件は公表されておらず、主に企業・個人への技術紹介および相談対応を行う場とされている。オープン当日のセレモニー後、一般の観覧が可能になる形を採用した。
出展企業の中には、RoboPathやユカイ工学、パナソニック、シャープなど国内の主要メーカーに加え、海外勢も含まれている。出展形態はいずれも共同展示であり、ノジマ単独での販売・製造契約は明示されていない。
今回の開設により、ノジマは同社が掲げる「デジタル一番星」理念のもと、新たな顧客接点を持つ体験型拠点を設けた形となる。