株式会社ニトリ(札幌市北区)は、全国のニトリ店舗、島忠・ホームズの一部店舗およびニトリネットで、一般医療機器のリカバリーウェア「Nミラクシリーズ」の販売を開始した。価格を抑えつつ、遠赤外線の血行促進作用を活用した疲労回復機能を持つ点が特徴だ。日常生活のリラックスタイムや就寝時まで幅広い場面で利用できる衣料として展開している。
商品は、原材料繊維に高純度セラミックスを定着させた加工を施すことで、遠赤外線による血行促進効果を持つ一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」に指定されている。疲労回復や筋肉のコリ軽減を目的に設計され、抗菌防臭加工や静電気防止加工を施している点も特徴だ。肩こりや運動後の疲労軽減など、家庭での使用を想定している。
全国店舗とオンラインで常設展開
半袖・長袖Tシャツおよびロングパンツをラインナップし、サイズはMからLLまでを設定。寝具ラインには、グラフェン由来の暖かさを感じる素材を使用したシリーズも加わっている。
医療機器としての届出番号は「27B2X00365000007」など複数が確認されており、販売名はいずれも「Nミラク」とされている。関連商品として、同素材を使用した敷きパッドや掛ふとんカバーも展開する。これらは医療機器ではなく、リカバリーウェアと組み合わせた睡眠時利用を想定している。
素材設計と系列ブランドによる展開
同素材は、ニトリグループのアパレルブランド「N+(エヌプラス)」が展開するウェアにも採用されている。株式会社Nプラス(東京都北区)は、同じ遠赤外線素材を用いた「Nミラク長袖プルオーバー」「Nミラクテーパードパンツ」を販売しており、ニトリネットとN+店舗で取り扱っている。これにより、家具・寝具に続いて衣料分野でも素材連携を広げた形だ。
N+事業は2019年に立ち上げられ、ニトリグループにおけるアパレル分野の拡張を担ってきた。2025年3月期の決算資料によると、同ブランドは2024年度末時点で44店舗を展開しており、国内拡大を進めている。グループとしては家具、寝具、家電、衣料までを一貫して開発・販売する体制を取っている。
Nミラクシリーズの製造・販売はニトリおよび島忠が担い、流通と販売拠点を共有する構成だ。販売サイトの運営はニトリネットが行う。