ニッセイアセットマネジメント株式会社(東京都、社⾧:大関洋)は、環境省が主催する第7回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の投資家部門(アセットマネージャー部門)で銀賞を受賞した。今回の受賞は、2026年2月16日に実施された表彰式で発表されたもので、同社によるエンゲージメント活動の高度化や、国内外との協働によるサステナブル金融の取り組みが評価された。
同アワードは、環境・社会・経済へのインパクトを与える投資家や企業の先進的事例を表彰するもので、ESG金融の普及と質の向上を目的としている。ニッセイアセットマネジメントでは、調査・投資判断の過程でサステナブル運用を重視しており、長期的投資収益の改善と資本市場の健全な発展を目指す姿勢を明示している。
投資家部門で2年連続の銀賞に
第7回アワードでは、投資家部門でロベコ・ジャパン株式会社が金賞、ニッセイアセットマネジメントが銀賞、明治安田生命保険相互会社が銅賞に選定された。環境省の発表によると、ニッセイアセットマネジメントは特徴のあるアナリストによるエンゲージメント活動に加え、その効果測定を進め、対話専任チームを新設したことが評価された。さらに、海外の運用会社との協働エンゲージメントを通じて日本発の知見を提供し、トランジションを中心としたインパクト投資へ課題認識を広げている点が高く評価された。
継続的な取組と受賞の経緯
同社は過去にも当アワードで複数回表彰を受けている。2020年に金賞、2022年・2023年に銅賞、2024年に銀賞、2025年に銅賞をそれぞれ獲得しており、今回の銀賞は連続受賞となった。こうした一連の受賞は、サステナブルファイナンスの分野における着実な取り組みの積み上げが反映されたものとされる。
環境省は、企業や金融機関によるESG投資の推進を通じて、環境・社会・経済への積極的な貢献を広げていく方針を打ち出しており、ESG金融を支える投資家の取組が地域や業界の広がりを生み出していると整理している。
選定体制と評価の枠組み
ESGファイナンス・アワード・ジャパンは、環境省が第三者の有識者から構成される選定委員会のもとで審査を行う制度であり、投資家部門を含む4部門(投資家・間接金融・資金調達者・金融サービス)で表彰が行われる。審査基準には、目標と戦略、透明性、体制・実績、インパクトなどが設けられており、数値的実績だけでなく、組織的な取り組みや情報開示も評価対象となる。
ニッセイアセットマネジメントは、海外の運用会社との連携体制を整備しながら、エンゲージメント効果測定の運用も始めており、対話を専門とするチームが国内の企業との接点拡充を担っている。これらの体制が示された点が、今回の「高度化に向けた不断の取組」として評価に至った。
今後の注目点
今回の表彰結果では、金融業界の持続可能な取り組みにおける多様化が進んでおり、日本の機関投資家によるインパクト投資の実践が広がっていることが示された。ニッセイアセットマネジメントはサステナブル運用を基盤に、機関投資家としての社会的責任を重視した活動を継続する考えを示している。業務上の実務展開を支える対話体制の進化が、同社が掲げる長期的な運用方針の実行基盤となる。
