株式会社ニジゲンノモリ(兵庫県淡路市)は、昭和の東宝特撮映画をテーマとしたゴジラコラボルーム「昭和東宝怪獣資料室」を2025年12月20日に開設した。兵庫県立淡路島公園アニメパーク「ニジゲンノモリ」内の宿泊施設「GRAND CHARIOT 北斗七星135°」で展開。2020年開設のアトラクション「ゴジラ迎撃作戦 ~国立ゴジラ淡路島研究センター~」の5周年を記念する施策の一環となる。
同施設の開設は、昭和期のゴジラ作品をモチーフとする展示空間として構築された。劇中の兵器の立体展示や複製台本、絵コンテ、スケッチなどが配置され、来訪者がゴジラの創作史を体験できる内容を備える。居室ではちゃぶ台や座布団、ホーロー看板など昭和の生活様式を模した調度を配し、作品世界と時代性の一体感を再現する狙いを示している。
5周年記念 展示も同時開催
宿泊定員は2名で、チェックインは15時から18時30分、チェックアウトは11時。宿泊者には「ゴジラ迎撃作戦」の入場券のほか、ゴジラが刻印された合皮コースターと「キングギドラ」デザイン画アートボードが付属する。
施設が位置する淡路島では、アトラクション「ゴジラ迎撃作戦」が2020年から稼働を続けており、5周年を迎える節目で連携展示「モスラ特別展」も開催される予定だ。期間は2025年12月20日から2026年9月13日までで、「ゴジラ迎撃作戦」のミュージアム内で実施される。
淡路島の観光開発と連携体制
「ニジゲンノモリ」を運営するニジゲンノモリは、淡路島でアニメ・ゲーム作品と連携した体験型観光事業を展開しており、県立淡路島公園内で広大な用地を活用している。同社はパソナグループの地域活性事業の一環として2008年から兵庫県や地元関係者と連携を進めてきた経緯がある。こうした枠組みのなかで、コンテンツテーマの宿泊企画が継続して導入されている。
背景には、淡路島を訪れる観光客の滞在型需要の高まりと、作品連動型展示を通じた地域周遊促進の試みがある。同公園では既に「クレヨンしんちゃん」「ドラゴンクエスト」「ナルト」などの常設アトラクションも展開しており、今回のゴジラ企画は既存の観光導線と連携する構成をとっている。
コラボルームの運用では、宿泊施設「GRAND CHARIOT 北斗七星135°」の一棟を専用装飾として提供する形をとる。関連展示「モスラ特別展」との連動を図り、淡路島公園内での体験構成を一体的に運営する方向を示している。