日本和装ホールディングスは、無料着付け教室の4月追加募集を実施し、全国での募集を拡大する。メインビジュアルには女優の菅野美穂さんを引き続き起用し、春の装いのきものに変更して「春から始めよう」というメッセージで参加を促す。教室は週1回2時間で全6回のカリキュラムとし、袋帯の結び方などを基礎から学べる内容とする。
同社は設立以来、受講料無料の着付け教室を全国で展開してきた。受講料を「ずっと無料」とする方針を維持しつつ、袋帯の結び方など本格的な着付けを基礎から学べる点を前面に出す。学習内容には、きものや帯のTPO(時・場所・場合)も組み込み、受講者が自分できものを着られるようになることを目標とする。こうした教室運営と学習内容の提示を軸に、全国での募集拡大を進める考えだ。
卒業生22万5000人超、全国で裾野広げる
これまでに22万5000人を超える卒業生を輩出しており、全国で自分できものを着られる人の裾野を広げてきた実績がある。今回の追加募集も、こうした累積的な受講者基盤を背景に、教室網の活用度を一段と高める狙いがあるとみられる。
カリキュラムは週1回2時間の全6回で、初心者でも段階的に学べる構成とする。袋帯の結び方などの着付けを基礎から習得できる点に加え、きものや帯のTPOを体系的に学べる点を柱に据える。一定期間で区切られた少人数制の講座形式とし、継続受講しやすい運営形態を採る。
メインビジュアルは菅野さんの継続起用によってブランドイメージの一貫性を保ちつつ、春の軽やかな雰囲気を反映したきものへと刷新する。広告・告知面でのトーンを統一し、全国一斉の募集拡大と連動させることで、キャンペーンとしての認知浸透を図る。
和装分野では、京都きもの友禅など、きものの販売・レンタルや写真スタジオ運営を手掛ける上場企業が存在する。一方で日本和装ホールディングスは、無料の着付け教室を中核事業と位置づけ、教室運営と学習機会の提供を通じて需要喚起を図るビジネスモデルが特徴だ。受講者との継続的な接点を確保しながら、和装市場全体の裾野拡大につなげる戦略が鮮明になっている。
今回の追加募集では、受講料無料の運用を維持しつつ、全国での募集枠を拡大する。週1回2時間・全6回という提供形態や、袋帯の結び方やTPOに踏み込んだ学習範囲を前提に、教室運営体制や受講者との接点設計を再構築し、春商戦期に向けた受講者獲得を強化する公算が大きい。
