日本瓦斯株式会社(ニチガス)は3月1日より、同社グループ初となるテレビショッピングCMの放映を始める。年間の給湯光熱費を大幅に削減できるハイブリッド給湯器の販売をさらに促進する。放映エリアは関東エリア、静岡県、山梨県で、家庭の給湯光熱費負担の軽減につなげる狙いを示している。
ハイブリッド給湯器は、ガス給湯器のパワフルな瞬発力と、電気(ヒートポンプ)の高い効率性を組み合わせる点を特徴とする。ニチガスのテレビショッピングCMには社員も出演し、リンナイ株式会社の「ECO ONE X5(PLUG-IN MODEL)」の光熱費削減効果、省エネ性、ウルトラファインバブル(「ウルトラファインバブル」は一般社団法人ファインバブル産業会の登録商標)を紹介する。ハイブリッド給湯器をより多くの顧客に周知し、脱炭素社会の実現に貢献する考えもあわせて示した。
ハイブリッド給湯器 累計1万5000台販売
ニチガスは2026年1月末までに、ハイブリッド給湯器を累計1万5000台販売してきた。今回のテレビショッピングCMは120秒の「今が替え時篇」と、120秒の「ウルトラファインバブル篇」の2種類とし、放映開始日を3月1日とする。テレビショッピングCMで扱う販売商品は「ECO ONE X5(PLUG-IN MODEL)+ウルトラファインバブル熱源機」としている。
ハイブリッド給湯器の導入面では、資源エネルギー庁が実施する「給湯省エネ2026事業」の対象製品で、最大で12万円の補助を受けながら導入可能としている。ニチガスは、今回の放映を通じて普及をさらに促進し、顧客の光熱費負担を軽減する方針を示した。
ニチガスは、インフレおよび物価高騰で家計の支出負担が増加の一途をたどっていると説明する。また、AI・データセンターによる電力需要の逼迫や、再生可能エネルギー増加によるエネルギー需給の不安定化に伴い、電気・ガスの垣根を越えた「総合エネルギー調整力」の構築が求められているとも記した。
ニチガスは、ハイブリッド給湯器について、顧客の光熱費を削減しながら、ゆくゆくはガスと電気の切り替えによって電力需要のピークカット、系統の安定化に貢献できる潜在力の高い機器であるとの認識を示している。今回の放映を通じ、現在開発中のスマートリモコンと組み合わせたスマートハウス化・スマートコミュニティの構築を目指す方針も示した。
関東などで放映開始
放映は関東エリア、静岡県、山梨県を対象とする。CMはニチガス社員が出演し、リンナイの「ECO ONE X5(PLUG-IN MODEL)」とウルトラファインバブル熱源機を組み合わせた商品を取り上げる形をとる。ニチガスは、ハイブリッド給湯器の普及促進を通じて、家庭の給湯光熱費負担の軽減と脱炭素社会の実現に貢献する方針を掲げた。
商品面では、瞬発力の高いガス給湯器と効率性の高い電気ヒートポンプを切り替える点を訴求し、従来型ガス給湯器と比べて年間の給湯光熱費のランニングコストを約6.2万円削減できるとの算出も示している。あわせて、従来型のガス給湯器と比べてCO2排出量を約46%削減する効果が期待できるとの記載もある。ウルトラファインバブルについては、さら湯と比較して水まわりの原因菌「ピンク汚れ」や排水管汚れを洗い流しやすいことが確認されているとしている。
放映エリアが明示され、テレビショッピングCMを起点に販売促進を図る形となる。取引管理や法人営業の観点では、対象が「関東エリア、静岡県、山梨県」である点が、取り扱い範囲や運用の進め方に関わる注目点となる可能性がある。
