株式会社ネクステージ(愛知県名古屋市中区)は、企業版ふるさと納税を活用した地域貢献活動の一環として、福岡県宇美町に電気自動車「BYD DOLPHIN」を2台寄贈した。3月には宇美町役場で感謝状贈呈式が開かれ、町の安全・安心の確保に向けた取り組みを後押しする内容となった。
寄贈した「BYD DOLPHIN」は、走行時にCO2を排出しない電気自動車。宇美町は「まち・ひと・しごと創生プロジェクト」を掲げ、人口減少が進む中でも地域の活力維持と向上を目指している。施策の柱として地域の安全・安心の確保や暮らしやすい地域環境の整備を掲げており、今回の寄贈は防災力の向上や環境負荷の低減を通じて、こうした方針に合致する支援となる。ネクステージにとっては、福岡県内の各店舗で重視してきた地域社会への貢献を、自治体との連携により具体化した取り組みとなる。
福岡で12店舗展開
感謝状贈呈式は宇美町役場で実施され、福岡県内の店舗を代表してネクステージ博多SUV専門店の溝田亮店長が出席し、安川茂伸町長から感謝状を受領した。
ネクステージは福岡県内に12店舗を展開している。内訳は北九州市門司区に2店舗、北九州市八幡西区に2店舗、福岡市博多区に3店舗、福岡市早良区に1店舗、大野城市に2店舗、新宮町に2店舗で、県内の主要エリアを広くカバーしている。今回の寄贈は、こうした県内ネットワークを背景に、博多の店舗が代表して式典に臨む形で進められた。
宇美町は、人口減少社会に対応しながら地域の活力を維持・向上させる目的で「まち・ひと・しごと創生プロジェクト」を推進している。地域の安全・安心の確保と暮らしやすい生活環境の整備を重点課題とし、防災対策や災害時の迅速な対応力の向上に取り組んでいる。ネクステージのEV寄贈は、平時の公用車としての活用に加え、停電時の電源供給など防災面での活用も想定されるなど、同町の政策目標に沿った支援として受け止められている。
企業版ふるさと納税で防災支援型EV
寄贈車両は「防災支援型EV寄贈」として位置づけられ、災害時の移動手段や非常用電源としての活用が想定されている。ネクステージは企業版ふるさと納税を通じ、自治体への電気自動車寄贈を各地で展開しており、埼玉県草加市では「BYD ATTO3」と「BYD DOLPHIN」、千葉県四街道市では「BYD DOLPHIN」3台をそれぞれ寄贈した実績がある。宇美町への2台寄贈も、同様の枠組みに基づく取り組みの一つとなる。
一連の取り組みでは、車両の受け入れ先を自治体とし、感謝状贈呈式を通じて寄贈と受領の手続きを明確にする運用をとる。宇美町は今回のEV寄贈を企業版ふるさと納税の活用事例として位置づけ、地域の防災力の向上や環境負荷低減に資する取り組みとしてPRしている。ネクステージ側も、店舗展開地域の自治体と連携し、電動車を通じた防災・環境分野での貢献を強める考えだ。
