株式会社ニューピークス(東京都渋谷区)は、4月13日に渋谷ストリーム ホールで開催するオフライン限定カンファレンス「B2B BUSINESS BREAKTHROUGH(BBB)」の基調講演セッションに、パトスロゴス株式会社の代表取締役CEO 牧野正幸氏と、株式会社i-plugの代表取締役CEO 中野智哉氏が登壇すると発表した。テーマはAIの進化を踏まえたSaaSの再定義で、B2B事業に携わる参加者が自社の前提を問い直す場とする。
基調講演セッションは「死にゆくSaaSと生きるSaaS、問い直す前提とその先のブレイクスルーへ」を掲げる。日本のERP市場を切り拓いたとされる牧野氏と、上場企業の経営者として事業成長を牽引する中野氏の対話を通じ、AI時代にSaaSが直面する構造変化を議論する構成とした。結論を提示するよりも、参加者が自社に持ち帰る「問い」を形成することを狙い、会場はオフラインに限定し、来場者同士の接点も含めた設計としている。
定員300名で抽選制
当日の開催時間は14:00〜19:00(13:30開場)で、会場の渋谷ストリーム ホールはJR「渋谷駅」新南改札から直結する立地で、複数路線からのアクセスを確保した。参加対象は、B2B事業に携わる経営者、事業責任者、マーケティング責任者、新規事業開発・事業戦略責任者など、事業判断に関与する層を想定している。
セッションで問い直す前提として、株式会社ニューピークスは「SaaSは『機能』で選ばれ続けるのか」「AIは競合か、それとも前提を書き換える存在か」「『生き残るSaaS』と『死にゆくSaaS』を分けるものは何か」の3点を掲げた。基調講演では、こうした論点を軸に、AIの進化がSaaSの価値基準や競争条件をどう変えるかを掘り下げる。
基調講演に登壇する牧野氏が率いるパトスロゴス株式会社は、大企業向け人事給与SaaS「Combosite人事給与」を開発・提供する。同サービスはWorkdayとAPI連携可能な給与計算エンジンとしても利用できるほか、SOC1 Type2報告書を受領しており、内部統制や監査対応の面でも大企業の要請に応えた仕組みを整えている。SaaSベンダー側の取り組みとして、外部ツールとの連携やガバナンス対応をどう位置づけるかが、基調講演で扱う「前提」を考える具体的な素材となる。
一方、中野氏が代表取締役CEOを務める株式会社i-plugは上場企業で、ニューピークスは「上場企業の経営者として事業成長の実情に向き合う」という観点から登壇を依頼した。BBBはB2B事業に携わる層を参加対象としており、プロダクトや事業運営の実務に近い視点と、ERPや人事給与を含む業務システムの文脈を同じセッションで交差させる。
カンファレンス全体では「AI時代のSaaS再考」を掲げ、機能中心の比較・選定に依存した現在のSaaSのあり方や、AIを競合とみなすのか、事業の前提を変える基盤と捉えるのかといった議論を促す。「生き残るSaaS」と「死にゆくSaaS」を分ける要素として、プロダクトの機能だけでなく、エコシステム連携、データ活用、信頼性・セキュリティ、組織の意思決定構造などをどう再設計するかが焦点となる。
会場を渋谷ストリーム ホールに定め、オンライン配信を行わず完全オフラインで実施する点も特徴だ。JR渋谷駅新南改札から直結する立地を生かし、移動負荷を抑えつつ、来場者同士の対面での議論やネットワーキングを重視する。B2Bイベントでは、商談に先立つ情報交換や関係構築の場を対面で設ける動きが広がっており、ニューピークスも今回のBBBでこうしたニーズを取り込む構えだ。
オフライン限定で討議
基調講演後も、14:00〜19:00の時間帯で複数のセッションを展開する予定で、参加対象を経営者や事業・マーケティング・新規事業の責任者層に絞り、事業運営に直結する論点を一つの会場に集約する。AIの導入がSaaSの料金設計や営業モデル、人員配置に与える影響など、各社が直面しつつあるテーマを議論する場とする考えだ。
運営面では、会場をオフラインに限定し、抽選制・定員300名という枠組みを採用した。抽選結果の連絡はメールで順次行い、参加確定者を絞り込むことで、会場レイアウトや動線、ネットワーキングスペースの設計を最適化する。B2B分野では、法人向けの情報収集や商談前の接点形成を目的に、参加者属性を絞り込んだカンファレンス形式が増えており、BBBも同様の動向の中で位置づけられる。
登壇者の組み合わせも、運営上の設計要素となる。パトスロゴス株式会社は人事給与領域のSaaSを展開し、WorkdayとのAPI連携やSOC1 Type2報告書受領など、外部連携と監査対応の取り組みを進めている。株式会社i-plugは上場企業として資本市場の評価を受けながら成長を図っており、提供側と経営の実務側の双方の視点が交差することで、SaaS事業におけるAI活用の現実的な論点を浮かび上がらせる狙いだ。
株式会社ニューピークスは、今後も登壇者や基調講演以外のセッションテーマ、オフラインならではの体験設計などを段階的に公表していく予定だ。
