非破壊検査機器の販売やレンタルを行うNDTマート&レンタル株式会社(埼玉県さいたま市)は、0〜3.5mmの範囲で薄膜から厚膜まで測定できるポケットサイズのデュアル膜厚計「CT3500」を販売開始する。鉄と非鉄の素材を自動判定できる電磁・渦流両対応の構造を特徴としている。
同社は、工場設備の製品検査から橋梁や船体などの重防食塗装の厚み管理まで、多様な現場で使用できるモデルとして開発した。3.5mmまで測定可能な広い対応範囲により、塗膜や補修部の厚膜測定など、従来モデルでは対応が難しかった用途をカバーすることを狙う。
測定範囲0〜3.5mmのデュアルタイプ
CT3500は、0~3,500μm(3.5mm)まで対応する。電磁式と渦流式の2方式を搭載し、自動的に素材を判定する。測定分解能は最小0.1μm、メモリーは2,000件。測定結果はおよそ0.2秒で表示される。電源には単4形アルカリ電池2本を使用し、本体重量は約90g。
表示部は傾斜ディスプレイ構造を採用し、暗所や屋外でも可読性を確保している。上下反転表示や背景色(白・黒)の切り替え機能を備えるほか、最大値・最小値や差厚など複数の表示モードを選択可能とされている。異常値を警告する上限・下限アラーム機能も搭載する。
検査機器事業の新製品展開
NDTマート&レンタルは、これまでにも超音波厚さ計「EMAT WIFI」やハンドマグナ「YokeLite100V」など非破壊検査機器を相次いで投入してきた。今回のCT3500は、こうした計測機器群の中でも可搬性を重視した新モデルとなる。同社は非破壊検査機器の販売・校正・レンタルを手がけるNDTアドヴァンスグループの関連企業で、埼玉県さいたま市に本社を構えている。
同社では、複数の素材や表面状態に対応できる一体型の測定機器としてCT3500を投入する体制を整えた。
CT3500は数量限定や再販予定についての記載はなく、常設販売を前提とした製品展開の形をとる。同社が自社で販売・提供を担い、外部との製造委託や共同開発に関する情報は公表されていない。主要な販売経路や供給期間の明示は行われていない。
販売開始拠点は同社の大宮オフィスが担当するとしており、製品問い合わせも同所在地を管轄とする部門が受け付ける形が示されている。現時点では、再販計画や他エリアでの取り扱いに関する内容は含まれていない。
CT3500の発売により、同社の膜厚計ラインナップは薄膜専用機から厚膜対応機までを包括する構成となる。