なとり(東京都北区)は、「チータラ® ピザポテト®の風味」を3月16日から期間限定で発売する。ロングセラーの「チータラ®」と、カルビーのロングセラー「ピザポテト®」を組み合わせたコラボレーションフレーバーとする。おつまみに加え、おやつ用途も意識した展開となり、購買層や食シーンの広がりが焦点となる。
今回の取り組みは、「チータラ®」がおつまみのイメージが強い一方で、最近はおやつとしても利用されている点を踏まえ、よりお酒のおつまみ以外でも食べる機会を創出する目的で実施する。なとりが新たに投入するのは、「チータラ®」の新フレーバーに当たる。コラボ相手はカルビーの「ピザポテト®」で、なとりは大人から子どもまでおやつとして愛されている点を挙げ、組み合わせによって多様な場面で食べる機会をつくる考えを示している。
期間限定は3月〜9月
発売期間は3月16日から9月30日までとし、全国で取り扱う。規格は50gで、スーパー、GMS、コンビニエンスストアの珍味売場で展開する。商品は常温保存でき、いつでもどこでも手軽に食べられるという特長を持つ製品とされる。
中身の設計では、「ピザポテト®」にも配合されているチーズ、トマト、パセリ、じゃがいもを使用し、味わいの再現度を高める形をとっている。開発担当者は、「ピザポテト®」の味わいを忠実に再現するため、「ピザポテト®」で使用している素材を粉末化したものを使用して「ピザポテト®」らしさを表現したとしている。
商品投入と同時に、なとりとカルビーはX(旧Twitter)で施策も組む。期間は3月27日から4月3日23:59までとし、なとり公式アカウントとカルビー公式アカウントのWフォローと、該当ポストのリポストを応募条件とする。10名を当選者とし、当選賞品はカルビー「ピザポテト®」となとり「チータラ® ピザポテト®の風味」を各12袋とする。
なとりは、チータラ®の食べ方提案にも触れており、2024年から「チーしゃぶ」を提案しているという。今回の製品についても「トマト鍋」や「チーズ鍋」に合うと述べている。
なとりは1937年12月の創業で、おつまみ各種(水産加工製品、畜肉加工製品、酪農加工製品、農産加工製品、素材菓子製品、チルド製品、その他製品)の製造・販売を手掛ける。今回のコラボ商品は、ロングセラー同士の組み合わせを前面に出しつつ、従来の「珍味」文脈に限らない食機会の提示を狙った打ち出しとなる。
背景には、「チータラ®」の食シーンが、おつまみからおやつへも広がっている点がある。なとりは当社調査として、おつまみを食べるきっかけは「親が食べていた」という理由が最多だと記載しており、家庭内での接点が食習慣に影響し得る点をにじませた。おつまみ起点のロングセラーを、別の食シーンへ接続する文脈が、今回の設計意図として示されている。
なとりは直近でも、コラボレーションや接点づくりの施策を複数並行させている。2月22日には、日テレ・東京ヴェルディベレーザの2025/26 SOMPO WEリーグ第16節INAC神戸レオネッサ戦で、JUSTPACKチータラ®をスタジアム来場者約2,000名に配布し、子ども好きの声や観戦のお供としての反応を得たという。3月中旬からは、要冷蔵の「なめらかチータラ®」シリーズ全5品で、ムーミンとのコラボレーションパッケージを期間限定で順次発売する計画もある。
全国展開と役割分担
流通面では全国のスーパー、GMS、コンビニエンスストアの珍味売場での取り扱いを前提とし、発売期間は3月16日から9月30日までに限られる形となる。
協業の形は、なとりのロングセラー「チータラ®」と、カルビーのロングセラー「ピザポテト®」のコラボレーションフレーバーという整理になる。味づくりでは「ピザポテト®」で使用している素材を粉末化したものを用いたとされ、なとり側が味わいの再現度を高める設計をとっている。
プロモーションでは、X上で両社公式アカウントのWフォローとリポストを条件とする施策を実施する。賞品は両社の関連商品を組み合わせ、当選者数は10名とする枠組みが示された。店頭展開とSNS施策を並行させる。
「チータラ® ピザポテト®の風味」は、期間を区切って全国で展開し、珍味売場での取り扱いを前提に据える計画だ。取引実務の観点では、展開期間が3月16日から9月30日までに限られる点と、取り扱い売場が珍味売場とされている点が、発注・棚割りの運用に影響し得る事項となる。
