マイキャリア株式会社(大阪府大阪市)は、企業ホームページにAI採用担当者を常設し、自社サイト経由の応募・採用を最大化する採用戦略「ホームページリクルーティング」を提唱した。カジュアル面談フォームの設置から、日程調整など一次対応の業務代行までを一体で提供する。サービス名はworktalk(ワークトーク)とする。
取り組みの狙いは、求職者が企業ホームページで社員情報や働き方、事業内容を確認したうえで応募を判断する行動変化を踏まえ、応募導線の設計、AI活用、データ分析を組み合わせて自社主導で採用成果の最大化を図る点にある。マイキャリアは、求人媒体や人材紹介会社を中心とした外部依存型モデルに対し、企業ホームページを採用の主戦場に据える施策としてworktalkを展開する。
紹介手数料30~35%課題
マイキャリアによると、採用市場では人材紹介手数料の高騰が課題として挙げられており、理論年収の30~35%と記載した。応募後の志望度不足や、面談数増加による採用工数の肥大化、入社後のミスマッチといった論点にも触れている。導入企業では、ホームページ経由の応募数が約4倍に増加し、導入から2ヶ月で経験者採用に成功した事例があるという。
AI採用担当者は、仕事内容、キャリアパス、評価制度、年収モデル、福利厚生、企業文化などを対話形式で説明するとしている。求職者の質問傾向や閲覧行動をデータとして蓄積・分析し、どの情報が応募につながっているかを可視化し、継続的な改善につなげる形を示した。
カジュアル面談は、選考前に社員と話せる機会を提供し、応募前の不安を解消する仕組みと説明した。worktalkでは、日程調整や基本情報のヒアリング、志望度確認などの一次対応業務を代行し、面談工数の削減と、志望度の高い候補者との面談実現を同時に可能にするとした。
生成AIの普及を受け、GoogleのAI OverviewやChatGPTなどが構造化された専門的な情報を優先的に引用するとし、企業ホームページは「検索される」だけでなく「AIに引用される」設計が求められるとの認識も示している。
一次対応代行まで一体提供
提供モデルは、企業ホームページへのAI採用担当者の常設に加え、カジュアル面談フォームの設置と一次対応業務の代行を一体で扱う形をとる。企業ホームページにAI採用担当者を常設し、カジュアル面談フォーム設置から一次対応の業務代行まで一体提供するモデルは日本初とし、2026年2月時点の当社調べと記載した。
一方で、記事作成時点で、提供対象となる業界や職種の範囲、対応する企業ホームページの要件、運用に用いるデータの取り扱い範囲など、運用面の詳細は本文中で明示されていない。AI採用担当者が説明する項目や、データの蓄積・分析を行う方針は示しているが、具体的な運用手順や委託範囲の境界は記載がない。
継続性に関して、導入企業での成果を示す一方、数量限定や提供期間、再販予定などの供給面の条件は本文中で触れられていない。今後は、求職者の経歴、スキル、志向性に応じて説明内容を動的に最適化するAI進化モデルを開発予定だとした。
焦点は、AI採用担当者の常設とカジュアル面談導線、一次対応代行をどの範囲で一体運用するかに移る。取引管理や法人営業の観点では、一次対応として代行する業務が日程調整、基本情報のヒアリング、志望度確認とされており、業務委託の範囲をこの記載に沿って扱う形になりそうだ。
