三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(東京都千代田区)は2月6日、拠点体制の最適化を目的に千葉支店と新宿支店を移転すると発表した。千葉支店は4月20日に千葉県千葉市中央区へ、新宿支店は5月25日に東京都新宿区西新宿へ移る。いずれもお客の利便性向上が狙いで、グループ連携を踏まえた動きだ。
今回の移転は、同行が進める拠点再編の一環として位置づけられる。金融サービスの提供地域を見直し、地域での業務効率と顧客対応力を高める目的がある。同行は三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の証券中核会社として、グループの金融ネットワークを活かした法人・個人向けサービスの提供体制を整備している。
千葉・新宿で順次移転を実施
千葉支店の新拠点は千葉県千葉市中央区冨士見二丁目3番1号で、4月20日に業務を開始する予定だ。中心市街地に立地し、公共交通の利便性が高いエリアとなる。
新宿支店は東京都新宿区西新宿二丁目1番1号に移転し、5月25日から新拠点で営業する計画である。大規模オフィスが集まる新宿副都心への移転により、法人営業機能の集約も想定される。
2拠点はともに、既存顧客へのサービス継続と新規顧客対応の両立を図る場として位置づけられている。移転に伴い、支店窓口や営業チームの体制を再構築し、接客動線や情報共有の改善を進める方針だ。
グループ一体で最適化を推進
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、MUFGグループの中で証券ビジネスを担う主要会社である。今回の拠点移転は、グループ内で進める金融サービスの再編・融合の流れの中にある。同社は近年、店舗統合やデジタルチャネル強化を進めており、拠点体制の見直しもその一環だ。都市圏の営業拠点を機能的に配置することで、グループ内外の顧客に対する商品提案や資産運用の助言体制を強化する狙いがある。
証券各社では、主要都市への拠点集約やビジネスエリアの再設計を進める動きが広がる。同行もこの流れに沿う形で、物理的な拠点の再整備と業務プロセスの標準化を進めている。結果として、運営コストの最適化とともに、対面相談の利便性維持を両立させる構えだ。
顧客対応強化を軸に再編、都市圏での再構築が進む
今回の移転で同行は、地域特性を踏まえた拠点運営とグループ横断的な金融提案機能の充実を目指す。新拠点では法人・個人双方の顧客接点を拡大し、MUFGグループ内の銀行部門や信託部門との協調も進む見込みだ。
業界関係者の間では、同社が進める拠点再編が都市圏証券営業の効率化策として注目されている。
都市部での営業拠点再編は、証券ビジネスの業務効率化に向けた取り組みが続く中での動きといえる。
同社の今回の移転も、MUFGグループ全体の金融接点拡大を支える布陣の見直しの一環と位置づけられる。
