森永製菓株式会社(東京都港区芝浦)は2月18日、一部商品で価格改定と内容量削減を実施すると公表した。対象は計12品で、菓子や食品が含まれる。影響は対象商品の店頭価格や内容量に及ぶ。実施に向けた同社の公式な告知を通じ、取引先や消費者は調達条件の見直しが必要になる。
同社は、価格改定を9品、内容量変更を3品で実施する。食品原料・包装資材の価格高騰や物流コスト上昇が続くなか、品質を維持しつつ生産効率化や経費削減で吸収を図ってきたが、コストアップ要因が中長期にわたり継続する見通しで、自社努力のみでは解決が難しいと判断した。今回の対応は、コスト上昇局面での供給継続に向けた条件改定の位置づけとなる。
12品で改定幅5〜40%
対象商品は合計12品で、内訳は価格改定が9品、内容量変更が3品だ。
価格改定率は約5〜40%で、品目別では菓子7品が約6〜40%、食品2品が約5〜8%となる。内容量変更は菓子3品で、内容量変更率は▲約6〜12%としている。
改定日は2つに分かれる。
4月1日は「出荷分より」とし、主に流通・卸段階から順次反映される扱いだ。4月7日は「発売分より」とし、対象商品の発売タイミングに合わせて反映する。
4月1日出荷分から順次反映
4月1日(出荷分より)の価格改定対象は、菓子と食品の計9品のうち一部が該当する。菓子では「ポテロング<しお味>」(約6〜40%)、「パックンチョ 各種(2品目)」、「ペッツ各種(2品目)」、「30g おっとっと<うすしお味>」が含まれる。
食品では「200g ミルクココア」(約5〜8%)と「純ココア」が対象となる。
一方、4月7日(発売分より)の価格改定対象として「ベイク<ショコラ>」を挙げた。出荷分基準と発売分基準を併用することで、商品ごとの供給・販売の節目に合わせて条件を切り替える形だ。
おっとっと3品を内容量変更
内容量変更は4月7日(発売分より)に実施し、「おっとっと各種(3品目)」を対象に、内容量変更率は▲約6〜12%とする。
森永製菓は価格改定と内容量変更を併せて実施する商品群を示し、取引先・売り場側は商品ごとの切り替え日と変更内容を踏まえた発注・棚割り対応が求められる。
森永製菓は、近年の食品原料・包装資材の高騰や物流コスト上昇を受け、生産効率化や経費削減などでコスト吸収を進めてきた経緯がある。
それでもコストアップ要因が中長期で継続する見通しとなり、企業努力のみでの対応が困難になったことから、今回の価格改定と内容量変更に踏み切った。
背景には、食品原料・包装資材の価格高騰と物流コスト上昇が続いていることがある。
運用面では、4月1日と4月7日で基準日が異なるため、需要側・供給側ともに対象商品ごとの適用日を取り違えない管理がコストと運用の両面で重要になる。
今後は、同社が示した対象12品について、出荷分・発売分の適用日と「価格改定」「内容量変更」の別が取引実務の注目点となる。
森永製菓はコスト削減に努めるとともに、品質の向上と商品開発に取り組む方針を掲げており、コスト上昇局面での条件見直しが進む流れの中での対応となる。
